台湾旅行の目玉の一つとも言える九份(日本語読み:キュウフン、中国語読み:ジョウフェン(jiǔ fèn))は、台湾を代表する一大観光地。平日休日に関係なく、毎日多くの観光客が九份を訪れ絶景を楽しんでいます。
台湾の中でも台北旅行に組み込まれることが多い九份ですが、実際には台北市のお隣新北市にあり、台北駅から1時間30分〜2時間ほどかかります。また移動手段は多岐に渡り、バスや電車、タクシー、現地ツアーなど様々です。
この記事では、九份を過去10回訪問している私がそれぞれの移動手段について解説します。
(2024年10月更新)10回目の九份に行ってきました!写真なども更新しているので、最新情報をご覧ください!
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台北と九份の位置関係
アクセス方法を検討する前に、九份がどの位置にあるのかを知っておくと良いでしょう。台北市から見ると九份は東側に位置しています。台北市を出て新北市に入ると山間部を進むことになるため、ガラッと景色が変わっていきます。
台北-九份には3つの移動方法がある
では台北から九份までの移動にはどのような方法があるか、1つずつ解説していきましょう!どれもメリットデメリットがあるので、自分に合った移動方法を見つけてみてくださいね😄
電車(台湾鉄道)+バス
日本と同じように、台湾にも地上を走る鉄道が走っています。日本でいうJRのような鉄道で、台湾鉄道(中国語:台鐵(中国語読み:タイティエ(tái tiě)))と呼ばれており、台北市の中心にある台北駅から乗ることができますよ。
台北旅行の際は台北地下鉄(MRT、または捷運(中国語読み:ジエユン(jié yùn))という)を使うことが多いのですが、地上にも電車は走っています(と言っても台北市内はほとんどの区間を地下走行しているのですが)。台北市から少し足を伸ばして近隣都市に観光に出かける際に重宝できるのが台湾鉄道で、普通列車だけでなく特急電車も走っており、日本人なら比較的慣れ親しんだ交通機関です。
台湾鉄道で九份に行く場合に注意しないといけないのは、途中でバスに乗り換えないといけないこと。九份付近には台湾鉄道の駅はなく、一番近くの瑞芳駅(中国語読み:ルイファン(ruì fāng))まで台湾鉄道で向かい、そこから路線バスで九份まで向かうことになります。
台北 – 瑞芳駅間の電車移動
台北ー瑞芳間の列車の種類と所要時間、料金を比較してみましょう。なお、子供は基本的に記載金額の半額です。
列車の種類(括弧内は日本列車相当) | 所要時間(約) | 料金(台湾ドル) | 料金(日本円換算) | 備考 |
區間車(普通列車) | 50分 | NTD49 | 213円 | 最も安く一番本数が多い。日本の各駅停車に近い。 |
區間快車(快速列車) | 35分 | NTD49 | 213円 | 1時間に1本程度走っている快速列車。 |
莒光(急行列車) | 50分 | NTD59 | 257円 | 座席指定ありの急行列車。そもそもほとんど走っていないので 出会うこともなさそう。 |
自強號(特急列車) | 35分 | NTD76 | 331円 | この特急列車の方がよく見かける。車体は古いが遠くに行く なら早く着く特急は選択肢の一つ。 |
自強號(3000)(特急列車) | 35分 | NTD76 | 331円 | 自強號の最新車両版には3000の数字がついている。 |
普悠瑪(プユマ)(特急列車) | 32分 | NTD76 | 331円 | 赤色が印象的な特急列車。主に台湾の東海岸に行く際に 利用可能で、台北ー瑞芳間も何本か走っている。 |
走っている列車の種類は上記のようにいくつかありますが、運行本数を考えると普通列車相当の區間車か特急列車相当の自強號の2択だと思います。區間車なら台北ー瑞芳間で片道NTD49、往復でもNTD98と日本円にして400円程度で行けるのは相当安いと思いますね。自強號でも往復NTD152なので、せっかくの台湾旅行だし海外の特急列車に乗ってみたい!と思う方は試してみる価値ありです。
區間車(普通列車、快速列車)に乗るのであれば、券売機で乗車券を買うだけでOK。簡単に乗ることができます。都度切符を購入するのは大変なので、台湾旅行をするのであれば悠遊卡(日本語読み:ヨウヨウカー、中国語読み:ヨウヨウカー(yōu yóu kǎ))を購入し、事前にチャージをしておくことをお勧めします。日本同様、タッチするだけで乗車できる悠遊卡は台湾旅行では必須です✌️
鉄道でのアクセスにおいて気をつけないといけないのは、乗り換えが発生するケースがあること。台北から北上して瑞芳方面に行く際に基隆市を通過するのですが、基隆行きは瑞芳方面に向かう幹線から途中で分岐してしまいます。そのため、この場合は必ず途中駅の八堵駅で瑞芳方面に向かう列車に乗り換えてください。
瑞芳駅ー九份間のバス移動
瑞芳駅に到着したら、駅前広場を抜けて目の前を通る「明燈路三段」を警察局方面に進みます。方角は、駅舎を背にして左方面です。
瑞芳駅近くのバス停「區民廣場」(中国語読み:チューミングアンチャン(qū mín guǎng chǎng))から九份方面のバスに乗車します。バス停には「九份」の文字がたくさん書かれているので、すぐに正しいバス停かどうかわかると思います。
いずれのバスも九份までは20分程度で最寄りの九份老街バス停に到着します。それぞれの時刻表は以下になります。台湾のバスの時刻表はざっくりとした時刻が記載されているのが特徴です。
バス番号 | 始発(始発駅発車時刻) | 最終(始発駅発車時刻) | 発車間隔(始発駅発車時刻) | 運行区間 |
788番 | 平日 9:00 休日 10:00 | 平日 16:00 休日 18:00 | 平日 約1-2時間おき 休日 8:30、16:30 | 城隍廟(基隆駅の近く) – 金瓜石 |
827番 | 平日 8:10 休日 8:35 | 平日 17:30 休日 16:00 | 約1時間おき | 瑞芳火車站(區民廣場) – 福山宮 |
856番(台灣好行) | 全日10:25 | 全日16:25 | 平日 約3時間おき 休日 約1-2時間おき | 瑞芳火車站(區民廣場) – 馬崗(三貂角燈塔) |
965番 | 平日 6:00 休日 7:00 | 平日 21:00 休日 21:00 | 平日 30-60分おき 休日 30-40分おき | 捷運府中站 – 金瓜石 – 瓜山國小(戰俘營) |
1062番 | 全日 7:50 | 全日 19:10 | 15-30分おき | 捷運忠孝復興站 – 金瓜石(勸濟堂) |
瑞芳駅からバスに乗るのであれば、上記のどれかが到着したタイミングで乗車するのか良いと思います。827番と856番は瑞芳駅が始発なので比較的時間が読みやすい(or 先に行ってしまったということが起こりにくい)ですが、ほとんどは折り返し始発なので、遅れて到着+出発することはよくあります。
ここからは、電車+バス移動のメリットデメリットをお伝えしていきます。
電車+バス移動のメリット
電車移動のメリット
1)知らない土地でも「駅」という確実に電車が来る場所があり、地図でも見つけやすい
2)途中停車駅がわかり、現在地を判断しやすい
3)比較的時刻表通りに運行するので予定を立てやすい
4)區間車であれば、日本円で往復200円ちょっとで移動できる
5)途中駅の瑞芳駅まで最速で30分程度
6)九份に行くまでに途中観光しやすい
1つずつ解説していきますね。
1)知らない土地でも「駅」という確実に電車が来る場所があり、地図でも見つけやすい
Googleマップアプリなどの地図があれば、知らない土地でも比較的簡単に観光が楽しめますが、鉄道の駅は、駅舎が目立つほか基本的に1つしかないため探しやすいです。一方でバスは同じバス停でも方面ごとに4つも5つもある場合が少なくなく、混乱してしまう恐れがあります(そしてそもそも見つけにくい)。
2)途中停車駅がわかり、現在地を判断しやすい
台湾の鉄道にはどのドア付近にも電子案内表示があり、次の駅を漢字や英語で逐一表示してくれます。台湾の車内放送は中国語=>台湾語=>客家語=>英語の順に4言語で行われるのが一般的ですが、聞き逃すこともよくあります。そんなときに、車内のどのドア付近を見ても次の駅先が確認できるのはすごく安心できますよね😃
「どのドア付近にも」というのが結構重要で、複数あるのでどれかが壊れていても確認できる方法はどこかにあるということになります。これがバスになると前面1箇所しかなくちょっと壊れていることもあるので頼りないんですよね。
停車駅数が少ないのも途中停車駅を確認したり、現在地を判断しやすいです。バスの場合、案内のタイミングが実際の通過ポイントとズレているなんてことは日常茶飯事。九份方面は山間部なのでGPSがズレることもあり、実際にどこにいるのかを確認しずらいケースもありますので。
3)比較的時刻表通りに運行するので予定を立てやすい
多くの観光客は2-3泊で台湾観光をしようとするはずなので、時間通りに列車が来るのは本当にありがたいポイント。渋滞もないので一日中予定を詰め込んでも問題なくいけますよ。また、駅ホームの電子案内掲示板が充実しており、遅延している場合はその情報が記載されます。時間通りに電車が来ない場合も状況をすぐに確認できるのは精神的にも助かりますね。
4)區間車であれば、日本円で往復200円ちょっとで移動できる
電車もバスも、数十ドルで九分方面に向かうことができるのは嬉しいところです。台湾の公共交通機関は日本と比較するととにかく安いので、移動にお金をかけたくない方はローカルの公共交通機関を利用するのは十分アリです。
5)途中駅の瑞芳駅まで最速で30分程度
少しだけ難易度が上がりますが、特急列車に乗ることができれば瑞芳駅までわずか30分程度で移動できるのは台湾鉄道の最大のメリットです。特急列車は座席指定型であり、乗車券のほか特急券が必要です。その購入さえできれば確実に座っていけて一番早い特急列車が勝ちですね✌️
※自強號(自強號(3000)は対象外なので注意)については実際には特急券がなくても乗車することは可能なのですが、ちょっと難しい制度なので旅行者の皆さんにはお勧めしません)
6)九份に行くまでに途中観光しやすい
電車もバスも途中停車駅はありますが、電車はターミナル駅を経由して行くので、観光客にとっては効率的に途中下車できるケースがあります。台北ー瑞芳間には、台湾北部の港町「基隆」がありますし、瑞芳駅よりも先には猫の町「猴硐」やランタンで有名な「十分」もあります。これらの町を一緒に回りたい場合は電車がお勧めです。
電車移動のデメリット
電車移動のデメリット
1)瑞芳駅からバスやタクシーに乗り換えないと九份にはいけない
2)台北駅から瑞芳駅方面に乗っても瑞芳駅に着かないケースがある
3)座れない場合がある
4)遅延するケースがある
5)特急列車乗車時には乗車券のほかに特急券が必要になる
1)瑞芳駅からバスやタクシーに乗り換えないと九份にはいけない
この記事の冒頭から「瑞芳駅」と書いてますが、この駅は九份からバスで20分ぐらいのところにある駅です。台湾鉄道で向かう場合には、この瑞芳駅で一度電車を降り、駅近くのバス停から路線バスに乗るか、駅前に停まっているタクシーに乗ることになります。電車+バスは、台北から直接バスで行くよりも早く行くことができる場合もありますが、區間車利用の場合はほとんど変わらないかむしろ乗り換えに時間を要して遅くなることもありえます。
2)台北駅から瑞芳駅方面に乗っても瑞芳駅に着かないケースがある
台北から北上して瑞芳方面に行く際に厄介なのが、途中通過する基隆市の存在です。台湾北部の港町基隆へ向かう電車は多く存在しており、瑞芳方面に向かう幹線から途中で分岐してしまいます。そのため、基隆行きに乗ってしまうと途中で別方向に行ってしまうんです。この場合は必ず途中駅の八堵駅で瑞芳方面に向かう列車に乗り換えてください。
また、特急列車の中には瑞芳駅を通過するものもあります。特急列車利用でれば、特急券を事前に購入するはずなので瑞芳駅に止まらない列車に乗ることはないとは思いますが。例えば朝の普悠瑪406は台北市を出て基隆市の七堵駅を発車後は、新北市を全駅通過し(瑞芳駅も通過)、東海岸沿いの宜蘭市まで止まりません。その次の自強272は瑞芳駅に停車します。
3)座れない場合がある
台湾鉄道で向かう場合ですが、台北始発の列車というのは基本的にありません。台北よりもずっと南側から北上してくる列車に乗ることになるため、台北駅到着時にはすでに席が空いていないということもあり得ます。電車なので想定以上の揺れというのはないと思いますが、50分立ちっぱなしというのは少し辛いかもしれませんね。その意味では、特急列車の特急券を購入して座席指定で向かった方が旅の疲れを軽減できますよ😄
4)遅延するケースがある
日本と同様に、台湾の鉄道も遅延することはあります。定刻で時間に正確である場合は多いですが、15-20分遅れることも想定しておきましょう。なお、基本的にどの駅でも列車の到着時刻は電子掲示板でホームに表示されており、遅延する際にはきちんと表示されますので、情報の面では安心して過ごせます。
5)特急列車乗車時には乗車券のほかに特急券が必要になる
自強號などの台湾鉄道の特急列車に乗る際は乗車券の他に座席指定の特急券が必要です。特急の種類によっては特急券を買わなくても乗車券だけで乗る方法もあるのですが、台湾旅行に慣れていないのであれば、トラブルの元なので特急券を購入しておいた方が良いと思います。
特急券は、券売機のほか、駅の窓口やスマホアプリでも購入が可能で、中国語以外の言語にもたいおいしている場合があるので、臆せずチャレンジしてみてください😀
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電車(台湾鉄道)+タクシー
電車(台湾鉄道)+バスに関連してですが、瑞芳駅でバスの接続が悪い場合は、駅前に停まっているタクシーで向かう選択肢もお勧めです。15分程度と比較的近いですし、グループであれば一人当たりの負担も大きくないですね。
路線バス・高速バス
台北市内からバス1本で九份まで行く方法もあります。以前は台北市郊外から路線バスで向かうルートが主流でしたが、2023年現在は台北市の中心部からバスが出ており、比較的簡単に九份に向かうことが可能です。
MRT忠孝復興駅から乗車
台北市内の中心に位置する地下鉄の駅、MRT忠孝復興駅前のバス停から基隆客運1062(高速バス)が出ています。MRT忠孝復興駅が始発ですが、メインである夕方の時間帯はかなり混雑するので、MRT忠孝復興駅前で早めに並んでおくと良いと思います。
バス番号 | 始発(始発駅発車時刻) | 最終(始発駅発車時刻) | 発車間隔(始発駅発車時刻) | 運行区間 |
1062番 | 全日 7:50 | 全日 19:10 | 15-30分おき | 捷運忠孝復興站 – 金瓜石(勸濟堂) |
MRTの駅を出てすぐ、大きなデパートSOGOの目の前にあるバス停から発車します。以前は別のバス停から発車していたようですが、2023年4月現在はSOGOの前からとなっています。
駅を出ると目の前に大通りがあるので右に曲がるとすぐバス停があります。
「1062」の番号が書いてあるバス停付近で待っていればOK。バスが来るまでにタクシーの運ちゃんから相乗りで九份に行かないか?と声をかけられます。これは台湾ではよくあることで、知らない観光客同士でお金を出し合ってタクシーに乗る選択肢があります(自分から申し出るわけではなく、運転手から提案される)。この時はNTD200という提案で、何人かの観光客が乗っていきました。4人集まれば出発(逆に集まらないと永遠に発車しないw)という仕組みで、バスが全然来ない時間帯などには使う人を見かけます。なお、白タクには乗らないようにしましょう。トラブルの元です。台湾のタクシーは全て黄色で政府の認可証が車内に掲示されています。
といっても、ピークの時間帯には15-20分間隔でバスが来るので、正直1062バスでも十分だと思います。以下のような基隆客運(バス会社の名前)の高速バスが到着するので乗り込みましょう。なお、高速バスなので、立ち席乗車はできません。空席がないと次のバスを待たないといけないので注意です。
このバスは、MRT忠孝復興駅を出発すると、松山駅、瑞芳駅を経由して九份の最寄駅である九份老街バス停まで1時間〜1時間30分で到着します。松山駅もMRTが通っているので便利ですが、確実に座りたいのであれば始発駅のMRT忠孝復興駅から乗車が吉です。
MRT西門駅から乗車
台北市内から乗る高速バスには、MRT西門駅という選択肢もあります。西門は台湾の渋谷or原宿とも言われる繁華街で、安めのホテルがたくさんあるエリア。周辺に宿泊または観光の予定があるのであれば、MRT西門駅前から出ている台北客運965(高速バス)もお勧めです。
バス番号 | 始発(始発駅発車時刻) | 最終(始発駅発車時刻) | 発車間隔(始発駅発車時刻) | 運行区間 |
965番 | 平日 6:00 休日 7:00 | 平日 21:00 休日 21:00 | 平日 30-60分おき 休日 30-40分おき | 捷運府中站 – 金瓜石 – 瓜山國小(戰俘營) |
こちらは所要時間が60-80分程度と比較的早く九份に到着できる点がポイント。デメリットとしては、始発がMRT板南線の府中駅(板橋方面)になるので、西門駅に到着する頃には渋滞で遅延している場合があるほか、席が埋まってしまっている場合もあるということ。高速バスなので、立ち席乗車ができず、次のバスまで待たないといけない場合がある点に注意が必要です。
バス停の場所ですが、MRT西門駅から徒歩2-3分の場所にあります。MRT西門駅付近にはバス停がたくさんあるので間違えないように注意が必要です。駅の2番出口を出て大通り沿いを南下していくとバス停があります(以下の地図参照)。
バスのメリット・デメリットについても触れていきましょう。
バス移動のメリット
バス移動のメリット
1)九份(九份老街)まで乗り換えなしで行ける
2)乗車できれば確実に座れる(座れない場合は次のバスになるデメリットも)
3)観光路線のバスなので、大体周りの人の目的地が同じ(という安心感)
4)片道NTD101(日本円で450円程度)で乗れる
1)九份(九份老街)まで乗り換えなしで行ける
バスの最大のメリットは、台北市内から乗り換えなしで行けることでしょう。MRT忠孝復興駅やMRT西門駅といった観光客にも馴染みのある大きな駅からバスが出ていることも安心できるポイント。1時間以上かかりますが、どこかで乗り換えないと!と常に意識しながら電車に揺られていくのとは心理的にも違いがあります。
2)乗車できれば確実に座れる
九份に向かうバスは高速バスなので、立ち席がありません。なので、乗車できる=座れるという保証があります。もちろん、座れない場合は次のバスを待たないといけないデメリットもありますが。
3)観光路線のバスなので、大体周りの人の目的地が同じ(という安心感)
電車と異なり、この高速バスの乗客のほとんどは九份に行く観光客なので、みんなが降りるところで降りれば良いという安心感があります。
4)片道NTD101(日本円で450円程度)で乗れる
電車+バスがNTD76 + NTD15 = NTD91ということを考えても遜色ない安さですね。
バス移動のデメリット
バス移動のデメリット
1)乗車場所が複雑
2)時刻表を読み取りにくい
3)座席がない場合がある
4)遅延しやすい
5)途中駅の通過状況が分かりにくい
6)支払いに戸惑う場合がある
7)途中下車観光ができない
1)乗車場所が複雑
電車の駅よりはバス停は分かりづらい傾向があります。とくに台湾はバス社会のため、至る所にバス停があり、方面によってもバス停が異なるケースが多々あります。
2)時刻表を読み取りにくい
台湾のバスの時刻表には、始発駅の出発時刻は書いてあるのですが、途中駅の通過時刻が書いてありません。1062番バスはMRT忠孝復興駅が始発なので時刻表通りですが、965番バスはMRT西門駅が始発ではないため、バス停の電光掲示板を確認し、あとどのくらいで到着するかを確認しないといけません。
3)座席がない場合がある
1062番バスは始発なので、満席の心配はあまりないのですが、それでもピークの時間帯は多くの観光客が利用するため、次のバスを待たないといけない可能性もあります。965番バスについては、MRT西門駅が始発ではないため、すでに満席である場合もあり得ます。次のバスでも大丈夫なように、時間には余裕を持って観光しましょう。
4)遅延しやすい
ピークの時間帯は渋滞がよく発生するため、電車よりも遅延はしやすいです。
5)途中駅の通過状況が分かりにくい
電車と同様に、次の駅のアナウンスや車内表示はあるのですが、表示は前面1箇所しかなくちょっと壊れていることもあるので頼りない場合があります。途中停車駅案内は、案内のタイミングが実際の通過ポイントとズレていることもあります。九份方面は山間部なのでGPSがズレることもあり、Google Mapを見ても実際にどこにいるのかを確認しずらいケースもあります。
6)支払いに戸惑う場合がある
バス車内での両替はできないため、現金で利用する場合は事前にくずしておかないと払いすぎ(お釣りなし)となってしまうこともあります。これにはタッチ式のカード「悠遊卡」を必ず購入しておくようにしましょう。
7)途中下車観光ができない
目的地が九份だけであれば問題ありませんが、せっかく行くので併せて基隆やランタンで有名な十分を巡ろうと考えるのであれば、バスは適していない場合があります。
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タクシー
タクシーは、特にグループで旅行している場合には重宝できます。台湾のタクシーは外国の中では安全な部類に入ると言われており、金額によってはタクシーの方がコストパフォーマンスを発揮する場合もあります。
台北から九份に行く場合
相場は片道NTD1,200程度と言われており、4人でシェアすれば1人NTD300(日本円で1,200円ぐらい)と考えると検討の余地ありですね。市内や短距離乗車はメーターが使われますが、台北 – 九份の距離であれば交渉して定額にもできます。私はNTD1,000で乗車したことがありますが、運転手の機嫌を損ねないように上手に交渉してみてください😄
高速バスが出ているMRT忠孝復興駅付近には相乗りタクシーを提案してくる運転手もいます。この場合は一人NTD200前後なので、知らない人と相乗りでもOKという方はチャレンジしても良いかもしれません。なお、乗車の場合は台湾で統一された黄色のタクシー(政府公認)で車内に政府発行の営業許可証が掲示されているタクシーを利用しましょう。白タクは法律違反なので利用しないように。
瑞芳から九份に行く場合
途中の瑞芳駅まで電車で行く場合、普通は路線バスに乗り換えるのですが、乗り継ぎ時間がうまく合わない場合があります。その場合は駅前に停まっているタクシーに乗るのも手です。メーターでNTD200程度、15分ほどで九份に着きます。
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