千と千尋の神隠しと舞台になったとも言われる台湾・九份(日本語読み:キュウフン、中国語読み:ジョウフェン(jiǔ fèn))。どの媒体にも使われるライトアップされた九份の景色を見に多くの観光客が訪れています。
そんな台湾を代表する九份の絶景はどのように撮影するのか?撮影スポットと撮影方法を徹底解説します。
九份の写真といえば阿妹茶樓
九份の紹介で使われる写真のほどんどは阿妹茶樓(アーメイチャーロウ(中国語発音:ā mèi chá lóu))というお茶屋さんの外観。千と千尋の神隠しの舞台になったとも言われるこちらのお店は、昼の青空をバックにした撮影も、夜のライトアップした風景の撮影も他を圧倒するアイコニック的な存在です。
阿妹茶樓事態はGoogle Mapにも載っていて、地図を見れば誰でも簡単に辿り着くことができます。
でもちょっと待ってください!東京タワーを撮影するのに東京タワーに到着したところで全景撮れないじゃないですか笑 それと同じで阿妹茶樓に向かっても建物がデカすぎで全景を収められません。つまり少し離れたところから撮影する必要があるということですね。
ここからは九份の絶景「阿妹茶樓」の5つの撮影スポットを解説していきます。
九份の絶景「阿妹茶樓」5つの撮影スポット
Google Mapにはこの現地の撮影スポットとなる小さな小道まで表示されないので解説が難しいので、今回私の方で現地の撮影スポットをイラストにしてまとめました。
①豎崎路の階段
まずは阿妹茶樓の目の前を通る階段「豎崎路」からの撮影。読み方はシューチールー(中国語発音:shù qí lù)です。九份に行く方はどの交通手段で行っても九份老街(日本語読み:ジョーフェンラオジエ(中国語発音:jiǔ fèn lǎo jiē))というバス停付近から旅がスタートします。そこから人の流れに沿って旗山街(日本語読み:チーシャンジエ(中国語発音:qí shān jiē))という細い道を進むと途中で豎崎路とぶつかります。これは高台から阿妹茶樓方面に降っていく階段で、ここから写真を撮ると以下のようになります。
赤い「阿妹茶樓」の特徴的な看板が見える階段ストリート。人混みの多さがいい味を出してくれています。
②海悅樓景觀茶坊へ続く道
ここが一番有名で観光客でごった返す撮影スポットになります。この道はGoogle Mapには表示されないほどの小さい道なのですが、ほぼ全観光客、全ツアー客がここを目指します。海悅樓景觀茶坊(日本語読み:ハイユエロージン グアンチャーファン(中国語発音:hǎi yuè lóu jǐng guān chá fāng))という中華料理やお茶を提供するレストランにへ続く道になっています。
ここから撮影したのがこちら↓多分皆さんが最も見たことがある1枚です。
この撮影可能な小道は撮る場所によって阿妹茶樓の写り方(角度)が変わるので(上の写真も若干変わっているのがわかると思います)いろいろ試してみるといいと思います。
ところで、この場所は一番有名で観光客でごった返す撮影スポットと書いただけあり、狭いスペースに大量の観光客が押し寄せます。特に多くのツアー客が訪れる18-20時の時間帯は人を入れずに写真を撮るなんてことはほとんど叶わない状態になります。
以下の写真は「⑤海悅樓景觀茶坊」から撮影した1枚ですが、「②海悅樓景觀茶坊へ続く道」が写真右側にあたるところです。人でごった返していることがわかると思います。ただでさえ細い小道、雨が降り傘をさすとさらに狭くなります。
③阿妹茶樓前の広場
マップを見るとわかるのですが、海悅樓景觀茶坊へと向かう小道の前にスペースがあります。ここには植木などもありますがちょっとした広場になっているので、ここから撮影することも可能です。ただ、木や人が入りやすいのが難点です。特に雨の日は傘がたくさん写ってしまうのでおすすめ度はグッと下がります。でも、阿妹茶樓を少し見上げる角度で撮れるのはここぐらいなので、余裕があれば立ち寄ってみてもいいかも。
④阿妹茶樓の前(豎崎路)
阿妹茶樓の前を通る階段(豎崎路)からの一枚。阿妹茶樓の目の前は人でごった返していますが、近い分、人の写り込みを軽減できる場合もあります。ツアー客がまとまって通過していくので、途切れた時がシャッターチャンスです。
真下から撮ってもいいですね。
⑤海悅樓景觀茶坊
最後は海悅樓景觀茶坊(日本語読み:ハイユエロージン グアンチャーファン(中国語発音:hǎi yuè lóu jǐng guān chá fāng))というお店の入り口または店内のバルコニーからの撮影をご紹介。阿妹茶樓とは豎崎路を挟んで反対側にあり、かつ高台からの撮影なるので、俯瞰的な1枚を人の影響を最小限にしながら撮影することができます。
撮影場所は以下のようなお店の入り口や上の階(店内)のバルコニー。
阿妹茶樓を正面にして撮影することが可能です。
この撮影スポットは海悅樓景觀茶坊の敷地内になります。海悅樓景觀茶坊で飲食をしない場合は入れませんのでご注意ください。入口の手前に門があり、飲食をしない場合はそこを通過できないこともあります。仮に空いていたとしても無断では侵入するのはやめましょうね。