【2024年11月最新】台湾入国規制〜滞在〜出国手続き総まとめガイド

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旅行計画

みなさんこんにちは!台湾をこれまで33回訪問した経験をもとに様々な情報を当ブログで発信しています。先日2023年1月・5月・8月・10月・11月、2024年3月、4月、6月に久しぶりに台湾に行ってきたので、コロナ前と変わった台湾の様子をまとめておきます✏️ (2024年11月以降も本ページを更新中ですので、詳しくは以下記事をご覧ください)

台湾政府主催!台湾訪問時に5,000台湾元(約22,000円)もらえるキャンペーンが5月1日開始と発表されました。忘れずチェックしてくださいね!

久しぶりの台湾訪問を考えている方も、コロナが明けて初めての台湾を考えている方も、最新情報を実際の体験談と共にお届けしますので参考になると嬉しいです。なお、可能な限り情報ソースも示していきますが、最新の情報は各自で収集をお願いします。

この記事では台湾入国〜滞在〜日本帰国までの流れで特にコロナ禍で変化があった点を中心に解説していきます。

コロナ禍でいろいろとルールが変わってしまい、不安な要素がたくさんあるんだよね。

2023-2024年に実際に台湾旅行した際の実体験をもとにわかりやすく解説するよ。

この記事でわかること
  • 出国前〜入国
    入国制限状況、ビザの状況、コロナ検査キット配布、フライト状況、入国カードと常客証
  • 滞在中
    滞在中の制限状況、市内までの移動制限、ホテル状況、マスクルール、観光地状況
  • 帰国時
    台湾出国時の制限、日本入国時の必要情報、ワクチン接種事前登録

台湾入国編

台湾入国制限状況

2024年11月1日現在、台湾への観光目的での入国に制限はありません

2022年10月13日午前0時より、観光入国に関して全面的に緩和となっています(ただし、コロナの状況によっては変更となる場合もあるので最新情報を確認しましょう)。これにより、以下の制限が撤廃されました。

台湾入国時の制限で撤廃されたもの(2024年11月1日現在)
1)台湾到着時のPCR検査
2)台湾到着72時間前のワクチン接種証明書
3)台湾入境健康声明登録、台湾在宅検疫証明書
4)台湾防疫ホテルの撤廃

事前に検査などをして提出するような項目は無くなったんだね!これは嬉しいニュースだ!

ただし、台湾滞在中については0+7新方式という台湾独自の制限があります(2023年3月20日から廃止されました)。詳しくは以下で確認してください。

フライト状況

2024年4月現在、多くの航空会社で日本-台湾間のフライトが運行しています。主要空港に関してはコロナ前と比較しても大分回復しているようですが、LCCについては運休中、これから再開予定、減便など様々で、LCCが就航する地方空港などでは回復はこれからといったところ。最新の情報を航空券検索サイトなどで確認しておくと良いでしょう。

また、コロナ禍前と比較して航空券代金がかなり上がっています。為替の影響、ウクライナ問題などに起因する燃油サーチャージの高騰が原因です。例えばLCCのタイガーエアでは、コロナ禍前に東京-台北往復30,000円程度だったものが、現在は60,000円台まで上がっています。

LCCで60,000円はちょっと高いかも。燃油サーチャージってすごく影響するのよね。

マスク着用ルールについては航空会社によって対応が分かれています。例えば、日本航空JALでは、飲食時を除くすべてにおいてマスク着用が求められています。気になる方は、利用予定の航空会社に確認をしておきましょう。

(2023年3月26日追記)2023年3月に入り、航空機内でのマスク着用に緩和の動きが出てきています。日本航空JAL台湾線では2023年3月13日以降、マスクの着用は任意となっています。

入国時の事前含む検査類は撤廃されましたが、発熱している場合は要注意です。そもそも国が渡航自粛を求めており、航空会社によっては運行規定に則り搭乗拒否してくる場合も十分考えられます。

ビザの必要有無

台湾は従来観光目的での訪問についてはノービザでの滞在が許可されていましたが、コロナ禍ではビザが必要となっていました。

2022年9月29日以降 観光目的の場合のノービザ滞在が再開されています。

観光目的によるノービザでの滞在条件
1)最長:90日以内までのノービザ滞在が可能
2)最短:台湾到着時の日本旅券有効期限が帰国時を含めた滞在日数以上である場合

当たり前ですが、滞在日数に満たないパスポートの有効期限では台湾に入国できません。事に有効期限を確認しておきましょう。

当たり前だけど、パスポートの有効期限は航空券の予約段階からきちんと確認しておこう。予約後にパスポート更新となってしまい、パスポート番号が変わってしまうと飛行機に乗れなくなってしまうので。

台湾の空港でのサーモグラフィー検査

日本国内の空港でも実施しているケースがありますが(例:那覇空港では受託手荷物受け取り後の出口でサーモグラフィー検査が実施されています)、台湾の空港でも同様に到着後〜入国検査をする間にサーモグラフィー用のカメラが設置されていました。数名呼び止められ再検査を求められていましたので、発熱時にはやはり旅行を中止するようにしましょうね。

検査といっても順番にチェックするわけではなく、単に歩いていてカメラが熱を感知したらスタッフに呼び止められるだけです。

カメラの前を通過する際に帽子を外すように言われたよ!

0+7新方式(コロナ検査キットの配布)(2023年3月20日をもって廃止)

台湾では2023年10月13日以降、水際対策として0+7新方式という水際対策が行われています。

0+7新方式とは
隔離検疫義務が0日間+自主健康管理7日間のこと
到着空港で無料提供される4回分1回分(2023年2月7日から1回分に変更)の簡易検査キットで、症状があるときのみ自主検査する2日に1回の検査を到着後7日間自身で行う(2023年2月7日から不要に!)

従来は台湾入国後、政府指定のホテルで隔離が必要でしたが、隔離検疫義務が0日間とあるとおり、現在はこの制限がありません。

次に、台湾到着時に到着ゲートから入国審査までの間に沢山のスタッフが待機しており、4回分1回分(2023年2月7日から1回分に変更)の簡易検査キットを無料で受け取ることになります。受け渡しは英語や中国語がメインですが、日本線到着時には簡単な日本語で「検査キット!」と言ってくれるのでご安心を。

台湾桃園国際空港にて配布された検査キット

自主健康管理とあるように、報告は不要になっています。あくまで2日に1回の検査をご自身で行い、陰性が確認できたら外出継続可能としている、ということになります。なお、

7日目以降は検査不要
7日間に満たない旅程であれば1回、2回など必要分だけ実施でOK
2歳以下は不要

となっています。

(更新)2023年2月7日より、外出時の2日以内の検査キットによる陰性自主確認は不要になりました。簡易検査キット1回分は、症状がある場合のみ、自主的に検査をするためのものになります。

参考:台湾観光局 台湾観光再開に伴う台湾防疫旅行ガイドライン
参考2:日本台湾交流協会 台湾側の水際措置の緩和
参考3:0+7日隔離の廃止に関するお知らせ

入国カード

台湾入国時には、コロナ禍前と変わらず入国カードを提出する必要があります。提出方法は2つあり、

1)紙で記入 (機内で配布または現地空港の記入台で記入)
2)電子申請

があります。私がお勧めするのは電子申請で、事前にネットで登録&提出を済ませるだけで、機内や現地で煩わしい手続きをする時間から解放されます。具体的な申請方法は以下の記事からどうぞ!

電子申請はとっても便利でした。これから台湾に行くみなさんも是非試してみて!

常客証

台湾を頻繁に訪問する方は必見!過去12ヶ月で3回以上台湾を訪問している場合、出入国審査の長蛇の列に並ばずにスルッと抜けることができるスペシャル無料パス「常客証」を申請することが可能です。

年間5回台湾に行っているけどこんな便利なサービスがあるなんて知らなかった!無料だし早速登録申請してみよう。

事前に申請する方法を以下の記事で網羅していますので、手順等の確認をしておきましょう。

また、過去に常客証を持っていたけれど、コロナ禍で有効期限が切れてしまった方は、特例措置で有効期限延長が行われています。延長方法と入国時の注意点はこちらかどうぞ!

旅行保険

旅行保険といっても現在は大きく2つの保険の考え方があります。1つ目は従来の保険で、海外旅行中に事故やトラブルに遭ったり、物を盗まれたり壊れたりした場合に使用できる保険です。

2つ目は、コロナ禍特有のものですが、コロナに感染してしまって旅行を急遽キャンセルしないといけない場合に利用できる保険です。旅行日程が近づくほど、キャンセル料金が高くなり最悪全額返ってこない場合もあり得ます。また、現地でコロナに感染してしまい、帰国便を変更(費用が発生)する必要があるケースも想定されます。そういった場合に備えるための保険が各社から出ていますので事前に調べてみることをお勧めします。

海外では健康保険が使えないって言うから全額負担だし、色々と経費がかかると思うと心配だね。保険の加入も検討してみよう。

台湾滞在編

台湾滞在時の制限状況

移動方法

まず、空港から街への移動についてです。以前は政府手配のタクシーなどで移動が制限され、さらに隔離ホテルで何日も缶詰という状態でした。2024年11月1日現在、空港からの移動に制限はありません。空港での検査もありませんのでご安心を。例えば、台湾の玄関口桃園国際空港から台北に向かうには地下鉄MRTや高速バスを使うのが一般的ですが、どちらも制限なく利用可能です(ただし、公共交通機関でのマスク着用は義務付けられ、度重なる違反者は罰金対象ですのでご注意を)。

旅行中、MRTの駅でマスクを一瞬外している観光客がいたのですが、警備員が結構な数見張っており、すかさず近寄ってきて注意されます。そのくらいマスク着用義務に対しては厳格です。

(2023年4月10日更新)台湾衛生福利部(衛生省)によると、公共交通機関でのマスク着用規定を4月17日から緩和するとのこと。公共交通機関ではマスク着用を「義務」から「推奨する」に変更予定だそうです。

宿泊先

宿泊に関するルールが一番難しいと言われているのよね。しっかり確認しておかないと。

ここが一番コロナ禍前と異なる点になります。特に普段ドミトリーのような複数人で1室に泊まる宿を利用している方は要注意。これは、現在のルールでは7日間は利用不可になります。2023年3月20日から撤廃)

7日間の自主防疫期間中のホテル制限
1)滞在中は原則1人1室。ただし、観光ツアーや団体旅行のほか、同一旅程における同行者は同室滞在が可能
2)独立したトイレ・バス

上記を守っていれば、一般のホテルに宿泊可能となっています。上記1)及び2)から以下のような宿泊施設、宿泊ケースは不可となっています。

・1室に複数人(同一旅程の同行者では無い)が宿泊する施設(例:ドミトリー)
・1人1室だが、バス・トイレが共用となっている宿泊施設(例:ドミトリーの個室)

また、各種書面に記載はありませんが、「1人1室のホテルだが、同行者が後から合流するケース(同一旅程では無い)」もおそらく不可なのでは無いかと思います(ここは未確認なので、不安な方は担当箇所へ問い合わせを)。

台湾旅行ではドミトリーのような安価な宿で長期間滞在する方も少なく無いのですが、最初の7日間はこれが使えず、高いホテルに泊まらないといけないのはちょっと苦しいですね。でもお互いの安心安全のためにルールは守っていきましょう!

なお、この件について報告義務はありませんが、チェックイン時にドミトリー側がパスポートを確認してチェックイン不可としてくる可能性もあり得ますので、危険な橋は渡らないようにしましょうね。

2023年3月20日より宿泊に関する制限が撤廃されています。そのため、ゲストハウスやドミトリーなどの安価な宿にも再び泊まれるようになりました。

検査と報告

まず、7日間の自主健康管理について、簡易検査キットでの陰性結果を報告する必要はありません。2日に1回、空港で受け取った検査キットを使って確認をしてから外出しましょう(私は誰かに聞かれてもいいように、検査結果を写真に撮って保存していました(念のため))。

問題は陽性となってしまった場合です。ツアー参加の場合はツアーガイドの指示に従うことになりますが、個人旅行の場合はご自身で診察+指示に従い指定された場所で7日間の隔離、陰性確認後にようやく帰国可能となります。

検査結果が陽性と判明後、速やかに台湾の友人・地方政府衛生局に医師とのリモート/オンライン診療、診療所の手配を依頼し診断をする必要があります。

参考:外国人への対応が可能な医療機関リスト

日本の健康保険が使用できず、大きな費用負担になる可能性も否定できません。帰りの飛行機を変更する費用が掛かる可能性もあるでしょう。心配な方はコロナ禍の旅行に関する保険に入っておくことを強くお勧めします。

為替と両替

2024年11月1日現在、1台湾ドル=4.51円となっています。2019年8月2日で1台湾ドル=3.40円だったことと比較すると、1円以上も異なることに注意が必要です。以前のように食事も観光も安い台湾!を感じられなくなっているかもしれません。

両替所は基本的に空港か街中の銀行になりますが、街中の銀行は平日営業が基本。必要な際にパッと台湾ドルを入手するならクレジットカードのキャッシングの方が便利な場合もあります。

マスクルール

2024年11月1日現在、屋外でのマスク着用は任意となっており、屋内については引き続き着用が求められています。2023年2月9日にCECCからの発表で、感染状況が安定していれば、2023年2月20日から屋外でもマスク着用規制は緩和されることになりました。

ただし、「指定場所」とされている公共交通機関等の一部の場所では引き続きマスク着用が義務付けられています。

(2023年4月10日更新)台湾衛生福利部(衛生省)によると、公共交通機関でのマスク着用規定を4月17日から緩和するとのこと。公共交通機関ではマスク着用を「義務」から「推奨する」に変更予定だそうです

参考文献:日本台湾交流協会、マスク着用措置の緩和

日本帰国編

台湾出国の制限

2024年11月1日現在、台湾出国時にPCR検査や陰性証明を提出する必要はありません。

(2023年3月26日現在)台湾の空港内ではマスク着用が求められています。街中の多くはマスク着用不要ですが、場所によっては必要になるので、必ず携帯するようにしましょう。

日本入国時の制限状況

2023年1月12日以降、日本の水際対策として、日本に入国するためにはワクチン接種証明書(3回接種済み)または出国前72時間以内の検査証明書の提示が必要になります。

(2023年4月3日追記)2023年5月8日をもって水際対策の一環として設定されたワクチン証明や陰性証明の提出は不要となります。

(2023年5月1日追記)2023年4月29日0時以降、水際対策としてのワクチン証明や陰性証明の提出は不要となりました。

参考:水際対策5月8日終了

*中国に渡航歴がある場合はさらにルールが変わりますのでご自身で確認してください。

なお、JALの公式サイトを見ると、ワクチン接種証明書または陰性証明書を提出できない人は検疫法に基づき、日本国籍であっても日本への上陸が認められないとされています。おそらく、そもそも飛行機に乗れないのだと思います。

参考:JAL公式サイト(日本に入国するお客様へ)
参考2:厚生労働省 水際対策出国前検査証明書

Visit Japan Web 事前登録

入国時にはVisit Japan Webを利用して以下2点を事前提出しておきましょう。

1)検疫書面の提出
これは日本政府から協力要請がされています(実施の場合、日本到着時刻の6時間前までの申請要)。実施した場合、搭乗手続きや入国検疫手続きにおいて、検疫書面の確認が原則不要になるようです。

2)ワクチン接種証明書または陰性証明書の提出
Visit Japan Webを利用して提出することで、日本入国検疫の確認手続きをじぜんにすませることができます(日本政府推奨とのこと)。これは、日本到着予定時刻の6時間前までに実施する必要があります。

(2023年5月1日追記)2023年4月29日0時以降、水際対策が終了したことに伴い、検疫書面の提出とワクチン証明書または陰性証明書の提出が不要となっています。

Visit Japan Webの登録手続きはデジタル庁のこちらのページから実施いただけます。

ラウンジ

台湾の空港で利用できる航空会社ラウンジなども、現在サービスを限定しているようです。以下、いくつかのラウンジの様子をまとめていますので、該当するものがあればご参考まで。

この記事を書いた人

飛行機や鉄道を使って日本・世界中を旅する30代会社員。ラグジュアリーホテルや飛行機のレビュー、主に台湾方面のまとめ記事を書いています。お問い合わせは日本語・英語・中国語でお気軽にどうぞ!

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