台湾の桃園国際空港には台湾のフルキャリアである中華航空 チャイナエアラインのラウンジがあります。チャイナエアラインは桃園空港に4つのVIPラウンジを構えており、お膝元のラウンジということもあり、どこも豪華な作りになっています。
この記事ではチャイナエアラインの4つのラウンジの概要を解説した後、一番豪華とも言われている第1ターミナルの桃園チャイナ エアラインラウンジ(ゲートA)を解説します。日本-台湾線は第2ターミナルで別ラウンジになりますが、中身はほとんど一緒です。
なお、私は第1ターミナルのラウンジが好きなので、第2ターミナルでチェックイン+出国審査後にターミナル内を移動して第1ターミナルまで来て利用しています(日本の空港と異なり、桃園空港は中で繋がっています)。
中華航空 チャイナエアライン ラウンジ概要
桃園国際空港は2つのターミナルで構成されていますが、チャイナエアラインは行き先によってターミナルが変わります。
チャイナエアラインの方面別利用ターミナル
・ターミナル1:米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国へのフライトを除くすべてのフライト
・ターミナル2:米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国へのフライト
日本へ帰国する場合は基本的にターミナル2となりますが、変更となる場合があるので最新情報を確認しましょう。
VIPラウンジは合計4つあり、それぞれのターミナルごとに2つずつあります。
ラウンジ名 | 場所 | エリア |
桃園チャイナ エアラインラウンジ(ゲートA) | 第1ターミナル4階、搭乗ゲートA付近 | 専用エリア ビジネスエリア |
桃園チャイナ エアラインラウンジ(ゲートB) | 第1ターミナル4階、搭乗ゲートB付近 | ビジネスエリア |
チャイナ エアラインラウンジ(梅苑) | 第2ターミナル4階 | ビジネスエリア |
チャイナ エアラインラウンジ | 第2ターミナル3階、搭乗ゲートD4付近 | 専用エリア ビジネスエリア |
専用エリアというのは、チャイナエアラインまたはマンダリン航空が自社運航する国際線に搭乗するパラゴン/エメラルド会員の人が利用可能なエリア。ビジネスエリアはその他の利用資格を持つ方が利用可能なエリアです。
マンダリン航空というのはチャイナエアラインの子会社で、メインは台湾国内線の運行を担当していますが、いくつかの方面においては国際線運行もあります。
パラゴンとエメラルドというのは、チャイナエアラインの会員プログラムであるダイナスティ・フライヤー・プログラムの会員グレードのことです。
ダイナスティ・フライヤー・プログラム(DFP)の会員グレードと利用可能ラウンジ
・ダイナスティ:利用不可
・ゴールド:ビジネスエリアのみ利用可
・エメラルド:ビジネスエリア&専用エリア利用可
・パラゴン:ビジネスエリア&専用エリア利用可
また、ゴールド会員は会員本人のみの利用ですが、エメラルド会員は本人+同伴1名、パラゴンの場合は本人+同伴2名まで利用可能です。
DFP会員でなくても利用できる方法はいくつかあります。
チャイナエアラインのビジネスクラス搭乗者
スカイチーム航空会社のファースト・ビジネスクラス利用者
スカイチームのエリートプラス会員
さらにもう1つ、あまりネットに書かれていない方法として以下があります。
マイルでVIPラウンジ利用特典と交換する
台湾は頻繁に何度も訪問する方が一定数いるため(台湾ファンが多いので)、この方法で入室できる方も少なくないと思います。チャイナエアラインの無料会員グレードであるダイナスティ会員でも5,000マイルでビジネスエリアに入室可能です。数回台湾に行くと5,000マイルはすぐに達成できるんですが、国際線特典航空券に交換しようとすると35,000マイルも必要なので、ラウンジ利用は実は有力な選択肢なんです。なお、専用エリアは対象外ですのでご注意を。
チャイナエアライン ラウンジ ゲートA 基本情報
場所 | 桃園チャイナ エアラインラウンジ(ゲートA) |
営業時間 | 午前5:30〜午後11:30 |
利用対象者 | チャイナエアラインのビジネスクラス搭乗者 ダイナスティフライヤープログラム(DFP)のゴールド・エメラルド・パラゴン会員 スカイチーム航空会社のファースト・ビジネスクラス利用者 スカイチームのエリートプラス会員 DFP会員で5,000マイルのラウンジ特典交換利用者 |
アクセス | 第1ターミナル4階、搭乗ゲートA付近 |
チャイナエアライン ラウンジ ゲートAで体験できる代表的な項目
・無料の食事提供
・無料のアルコール提供(ビールやワインなど、もちろん飲み放題)
・専用Wi-Fi(無料)
・電源(USBタイプもあり、無料)
・ラウンジ利用者専用トイレの利用
・シャワー
・仮眠室
・マッサージチェア
・ふかふかのソファー
・上質な空間で過ごす待ち時間
チャイナエアライン ラウンジ ゲートA 入口
保安検査及び出国審査を通過し左手へ進むと、4階に進む階段が見えてきます。以下の看板が目印です。
第1ターミナルには2つのチャイナエアライン VIPラウンジがありますが、おすすめはゲートA側のラウンジです。こちらはビジネスエリア+専用エリア(日本で言うファーストクラスラウンジのような位置付け)の両方があるので内装も豪華です。
(注意)2023年2月現在、ゲートBのチャイナエアライン VIPラウンジは閉鎖中なので、無条件でゲートAの利用になります。
階段を上がるとチャイナエアライン VIPラウンジの入り口が見えてきます。木目調の落ち着いた入り口が上質な空間をイメージさせてくれます。
チャイナエアライン ラウンジ ゲートA 設備
受付を済ませてビジネスエリア(商務休息區)の方面へと進んでいきます。
ラウンジエリア
チャイナエアラインのVIPラウンジ ビジネスエリアは、全体的にシックで落ち着いた雰囲気がある素敵な内装になっています。重厚なソファーが数多くあり、どこに座っても当たりと思える空間です。
食事エリア
航空会社のラウンジの魅力の1つは食事やお酒の提供ですよね。台湾らしく小籠包やヌードルバーもありました。
ヌードルバーではスタッフに注文することでその場で麺を作ってくれます。味付けは手前の豊富な薬味と共にご自身で。
台湾ビールと共にいただく麺は格別ですね。
ホットミールも豊富です。
ついつい食べすぎてしまいますね。
台湾ビールは缶での提供でした。
締めのデザートも忘れずに。
ラウンジにシャワーはあるのか
チャイナエアライン ラウンジ ゲートAにはシャワールームがあります。受付で利用を申し込んでおきましょう。
仮眠室
ラウンジ内には仮眠室があり、このような仕切りのある空間でゆっくりと過ごすことができます。
ラウンジ専用トイレ
ラウンジ内にトイレがあるのは嬉しいですね。清掃が行き届いた清潔感のあるトイレでした。