那覇空港にはJAL国内線を利用する方の中でも限られた人だけが利用できる、専用チェックインカウンターと専用保安検査場があります。
楽しい気分で空港に行ったと思ったら、
・チェックイン機に並ぶだけでも時間がかかった
・荷物を預けるのにさらに長蛇の列に
・保安検査場が大混雑、搭乗時間に間に合うか最後まで不安だった
といった経験は誰しもが1度はしているのではないでしょうか。そういう時間がかかる可能性のある場所を最優先で通してくれるのが、このJALファーストクラス専用チェックインカウンター・専用保安検査場です。
JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員とJALファーストクラス搭乗者、ワンワールドエリートステイタスのエメラルド会員のみが使用できるこのサービスを使えば、旅行や出張時の煩わしい時間を一気に通過することも可能。そのままJALダイヤモンドプレミアラウンジに進んで搭乗前の優雅な時間を過ごすことが可能なんです!
ちなみに、正式名称は「ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場」となっています。
JALファーストクラス専用チェックインカウンター・専用保安検査場へのアクセス
JALファーストクラス専用チェックインカウンター・専用保安検査場ですが、那覇空港はそれぞれ離れたところに設置されています。この点が他の空港とは異なるところなので注意が必要です。
まず、JALファーストクラス専用チェックインカウンターは3階の出発カウンターにあります。一般・JGCのカウンターと横並びで用意されており、すぐに見つけられると思います。
チェックイン後は1つ下の2階に移動する必要があります。那覇空港の構造上、2階に設定された専用保安検査場まで移動し、そこからラウンジや出発ロビーへと向かうことになります。
専用チェックインカウンター付近には以下のような赤いファーストクラスの目印があります。また、カウンター前には赤い絨毯がありますので、すぐに見つけらると思います。
2023年2月頃までの工事で、現在の那覇空港のチェックインカウンターはとても綺麗になりました。
チェックインだけでなく、受託手荷物を預けることまでもこちらで完結できますよ。
さて、チェックインが終わると次は専用保安検査場へと向かうことになります。
ただ、那覇空港の場合は他の空港とは異なり、少し離れたところに位置しています。
エスカレーターで2階におり専用保安検査場へと向かいましょう。エスカレーターを降りた先には以下のような保安検査場入り口があります。
・一般レーン
・優先レーン(JGC会員以上やJALスマイルサポート対象者)
・JALファーストクラス保安検査場
の3つに分かれていますので、JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員とJALファーストクラス搭乗者、ワンワールドエリートステイタスのエメラルド会員の皆さんは迷わずJALファーストクラス保安検査場へと向かいましょう。
向かって左側、お土産屋さんの前を通って専用保安検査場への向かいます。
こちらがJALファーストクラス保安検査場です。ここだけ他の壁とは異なる装飾なのですぐにわかるかと思います。
ここを通過すれば、目の前はJALラウンジの受付になっています。他の空港のように通過後にエスカレーターで別の階に行くようなこともなく、スムーズにラウンジへアクセスすることが可能です。
JALファーストクラス専用チェックインカウンター・専用保安検査場でできること
では、JALファーストクラス専用チェックインカウンター・専用保安検査場でどのようなサービスが受けられるのでしょうか。
専用チェックインカウンターでのスムーズチェックイン
専用とある通り、一般の方とは異なるチェックインカウンターを利用することができ、スムーズな手続きが可能になります。夏休みなどの利用者が多い時期には重宝できるサービスです。受託手荷物の手続きもこちらで可能です。
受託手荷物無料許容量の優待
以下の重量を無料で預けることができます。
JALファーストクラス利用者:1個当たり32kgまで、合計45kgまで
JAL公式WEBサイトでの説明はこちら
JMBダイヤモンド・JGCプレミア・ワンワールドエメラルド会員:通常 + 20kg以内
通常の受託手荷物に関するJAL公式WEBサイトでの説明はこちら
JAL公式WEBサイトでの説明はこちら
これは専用チェックインカウンターに紐づいているサービスではなく、会員資格に紐づいているサービスです。ですから、一般のチェックインカウンターやJGCチェックインカウンターを利用した場合にも同様に適用されます。
プライオリティーバッゲージタグ
JALファーストクラス専用チェックインカウンターの利用資格がある方は、JALファーストクラス搭乗者、JMBダイヤモンド・JGCプレミア・ワンワールドエメラルド会員のいずれかになります。これらの方は、受託手荷物を預ける際にプライオリティーバッゲージタグというものを荷物につけていただくことができます。「JAL FIRST CLASS」と記載されたタグは、到着空港での荷物受領時に、最優先で出てくることを意味しています。
これも専用チェックインカウンターに紐づいているサービスではなく、会員資格に紐づいているサービスです。ですから、一般のチェックインカウンターやJGCチェックインカウンターを利用した場合にも同様に適用されます。
専用保安検査場の利用
3階のJALファーストクラス専用チェックインカウンターでの手続き後は、2階の専用保安検査場を利用することが可能です。一般の保安検査場は長蛇の列になることも少なくないですが、こちらを利用すれば、限られた時間を有効に使うことができます。
JALダイヤモンドプレミアラウンジへの最短アクセス
専用保安検査場通過後は、JALラウンジ内に直接出ることが可能です。そのまま手続きを済ませれば、JALダイヤモンドプレミアラウンジへと進むことができ、食事やお酒を楽しみながら、搭乗前の有意義な時間を過ごすことが可能です。
ちなみに、JGC向けチェックインカウンターを利用し、JGC向け保安検査場を通過してJALラウンジに行く場合は、一旦セキュリティエリア内の通路に出て、少し歩いてラウンジ入口へと向かう構造になっています。少しの差ですが、保安検査場からラウンジへの直接入れるのはJALファーストクラス専用保安検査場利用の場合のみです。
JALファーストクラス専用チェックインカウンター・専用保安検査場の利用資格
では一体どんな資格があればこのチェックインカウンターと保安検査場を利用することができるのでしょうか。大きく分けると3つあり、ファーストクラス利用者やJMBダイヤモンド・JGCプレミアのような上級会員、またはワンワールドのエメラルド会員であれば利用することが可能です。詳しくは以下の通りです。
対象者 | 同行者の扱い |
JAL国内線ファーストクラスにて当日当該空港よりご出発または同クラスに当日お乗り継ぎのお客さま | 同行者1名も利用可能 |
JAL国際線ファーストクラスからもしくは同クラスに当日お乗り継ぎのお客さま | – |
JMBダイヤモンド、JGCプレミア各会員 | 同行者1名も利用可能 |
ワンワールドエリートステイタスの「エメラルド」会員 | 同行者1名も利用可能 |
なお、同行者については少し注意が必要です。JAL公式WEBサイトには以下のような注釈があります。
*同行者1名さまもご利用可能。3歳未満の幼児は同行者としての数に含まれません
同行者が2人以上いる場合はどうなるのか。経験上は3人の同行者(家族ではなく友人)がいても問題なく利用することができました。その時はスタッフに確認してみてOKをいただいたのですが、状況は常に変わっていると思いますので、心配な方はスタッフに確認してみるといいでしょう。
実際、JALファーストクラス専用チェックインカウンターを利用できるということは、受託手荷物へのタグ(プライオリティーバッゲージタグ)は「JAL FIRST CLASS」の付与となります。これがあることで、到着空港で受託手荷物を最優先で出してくれ、次の目的地へスムーズに移動できることが魅力の1つなのですが、同行者は一般のチェックインカウンターでタグなしとなってしまうと、1人だけ最優先で出てきて、結果他の人を待ってから出発となってしまいます。この点はJALさんも考慮してくれているのかもしれません。
また、「JAL国際線ファーストクラスからもしくは同クラスに当日お乗り継ぎのお客さま」には同行者に関する記載がありません。ですから、他の利用条件とは異なる可能性があります、要注意です。
とはいえ、公式WEBサイトには同行者1名までと記載があるわけですから、ルールに従うことを前提にしていきましょう!