台湾旅行の目玉とも言える九份から少し行ったところにある巨大な廃墟「十三層遺跡(じゅうさんそういせき)」。九份が千と千尋の神隠しの舞台に似ているのに対して、十三層遺跡は天空の城ラピュタに出てくる世界のようだとも言われています。
この十三層遺跡は距離こそ九份から近いものの、行き方・アクセスの難易度が高めです。この記事では十三層遺跡とはどんなところなのか、アクセス方法はどのようなものがあるのかについて解説します。
十三層遺跡(十三層遺址)とは
台湾で最も有名な廃墟のひとつ「十三層遺跡」。天空の城ラピュタに出てくる世界のようだとも言われ、SNSでも最近よく見かけるようになりました。中国語では十三層遺址や水湳洞選煉廠遺址と言われたりします。
この遺跡のもとである水湳洞製錬所は日本統治時代の1933年に建設されたもので、かつては台湾の中でも有数の鉱山があった水金九エリアに位置する製錬所の1つです。
十三層遺跡(十三層遺址)撮影スポット
十三層遺跡(十三層遺址)の代表的な写真は主に3ヶ所から撮影されています。それぞれ簡単に紹介します。
①陰陽海景観台
1ヶ所目は比較的難易度が低めの場所で、海岸沿いにある「陰陽海景観台」という展望台になります。公共交通機関でアクセスする場合は路線バスで向かうこととなりますが、屋根付きのバス停が最寄りとなっており、その屋上が展望台になっています。
展望台から撮影した十三層遺跡がこちら。広い駐車場を挟んで向かいに見ることができます。
メインは窓の跡のようなものが見える上の写真の遺跡ですが、下の建物も同様に古い遺跡のような雰囲気があります。
②水湳洞停車場
①で紹介した展望台の目の前にある「水湳洞停車場」という駐車場。ここから撮影する十三層遺跡は下からのアングルにはなりますが、より近くで撮影することが可能です。駐車場内には十三層遺跡に関する説明文の掲載もあります。
③長仁亭
①②と比較すると難易度がグッと上がる丘の上の展望台。十三層遺跡と同じぐらいの高さから写真を撮りたい、海と一緒に写したいのであればオススメの撮影スポットです。
アクセス方法は後述しますが、近くにある有名な滝「黄金瀑布」から人気のない細い道を20分近く歩かないと到達できない場所ですが、景色は素晴らしいものです。
ライトアップ
18:00~21:00の間、遺跡全体をライトアップしています。山中の暗闇に突如現れる明るい神殿のような十三層遺跡をぜひ訪問してみてください。
行き方・アクセス
上記で説明した通り、鑑賞スポットは主に3つありますが、①陰陽海景観台と②水湳洞停車場は路線バスで比較的簡単に行くことができます。
856番バス時刻表はこちら
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③長仁亭の展望台に行く場合、瑞芳駅から向かう場合はまず金瓜石(黃金博物館)まで向かいます。
さらにそこから長仁社區(新巴士)まで路線バスで向かい、徒歩で3分ほどで長仁亭の展望台に到着です。
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付近の観光名所「黄金瀑布」に行く場合は、そこから歩いて20分ほどで向かうこともできます。