B’zに関連する名所「B’zゆかりの地」の中でも、一番有名でありファンに絶大な人気を誇っているのがボーカル稲葉浩志さんの地元岡山県津山市をまわる聖地巡礼。
高校時代までを過ごした津山市東津山を中心としたゆかりの地巡りの中心には、稲葉さんの実家「イナバ化粧品店」があります。稲葉さんのお母さま(通称:稲ママ)と会うことができたり、B’zの歴代のグッズや超レアな代物を楽しむことができる展示ゾーンがあったりとワクワクする仕掛けがたくさん。そんな「イナバ化粧品店」をせっかく訪問するなら、津山市内の様々な稲葉さんゆかりの地をまわってみたくありませんか?
この記事では過去に東京から津山市を5回訪問しているB’zファンの私が、それぞれのゆかりの地の見どころ・行き方を徹底解説します。
稲葉さんゆかりの地
稲葉さんゆかりの地はJR東津山駅とJR津山駅の2つの駅を中心に点在しています。以下ではそれぞれの駅を中心に聖地巡礼に相応しい名所を一挙まとめていきます。
稲葉さんゆかりの地巡りには津山市観光協会発行の「稲葉浩志君の想い出ロードマップ」が便利です。JR津山駅・JR東津山駅・津山観光センターなどに置いてあります。
また、津山市観光協会ホームページでもダウンロード可能です。
(1) イナバ化粧品店
まずは大本命のゆかりの地「イナバ化粧品店」(通称イナケショ)です。何を隠そうB’z稲葉さんの実家であり、稲葉さんのお母様(通称稲ママ)とMeet&Greetできたり、B’z歴代のグッズコレクションや稲葉さんの小さい頃の写真やアルバムを楽しむことができる展示スペースを見たりできます。
イナバ化粧品店は津山市にありながら、資生堂化粧品販売店の中四国売上ナンバーワンだとか。ここで化粧品や男性ならヘアワックスなどの資生堂商品を購入(一定金額以上)すれば、イナケショオリジナルグッズを貰えたりするので、ついつい財布のヒモが緩んでしまいます😅 何度行っても嬉しいのは稲ママが親身に対応をしてくださること。1日に何人ものファンが訪問するのですが、時間が許す限り一人一人と会話をして写真を撮ってくれます。
稲ママはお忙しいので不在の時もあります。訪問時は長めに津山滞在していらっしゃる時間帯に戻れるようにしておくといいでしょう(終日不在の場合は、、、再訪しましょう笑)。
あと、現在はイナバ化粧品店内のグッズやアルバムなどの展示品のSNSやブログへの公開は禁止されています。ルールを守って楽しく実家訪問しましょう!
(2) 八幡神社
八幡神社(読み:はちまんじんじゃ)は、イナバさんの実家「イナバ化粧品店」のすぐ目の前にある鳥居をくぐり石段を登ると到着する高台にある神社。こちらには「B’z 稲葉浩志」と刻まれた玉垣があるほか、お父様のお名前が刻まれた玉垣もあります。小さい頃からよく遊んでいた実家向かいの神社に奉納したのでしょうね。
(3) 焼肉ハウス アチャコ
津山名物のB級グルメ「津山ホルモンうどん」がいただける名店。稲葉さんご本人も訪れたことがある名店です。イナバ化粧品店から歩いて行ける距離なのでイナバ化粧品店訪問の前後、ランチにでもどうぞ!ちなみに、稲葉さんのサインがあります。
(4) ブックセンターコスモ津山店(閉店)
津山にあるCDやDVD、ゲームソフトも扱う大型書店。駐車場に大きな看板があり、B’zや稲葉さんの新譜が出ると巨大広告を貼ることで有名でした。惜しくも2020年5月17日をもって閉店に。
(5) 林田小学校
稲葉さんが通っていた小学校。読み方は「はいだ」であり、「はやしだ」ではないので注意。実家から徒歩13分ほど。当時稲葉さんが歩いていたであろう通学路を歩いて向かってみてもいいですね!ちなみに、現在の校舎は新校舎なので当時稲葉さんが使っていたものとは違います。
(6) 津山東中学校
稲葉さんが通った中学校で、イナバ化粧品店から徒歩15分。2021年4月に稲葉さんが母校にサイン入りの色紙でメッセージを送っていたことを中学校HPで公開してます。中学校HPでも記載がありますが、津山朝日新聞が取材をしており、稲葉さんと津山高校時代の同級生であった頼経さんが校長だった際依頼したのだとか。コロナ禍で明るいニュースがない中で素晴らしい発想ですよね。ファンの方なら知っていると思いますが、頼経さんといえば、津山高校時代にバンドICBMに稲葉さんをボーカルとして引き入れ、スーパーギタープレイを披露した人物。今でも当時ラウドネスの曲を演奏した映像はYoutubeなどで出回っています。
(7) ホテルセレクトイン津山(旧ビジネスイン津山)
稲葉さんゆかりの地巡りをするなら是非泊まっておきたいビジネスホテル。JR津山駅すぐの好立地で、イナバ化粧品店からも徒歩2分以内です。ここは、フロントにイナバさんのサインやご家族との写真、オダギリジョーさんとの2ショット写真が飾られていることで有名です。旧ビジネスイン津山というホテル名でしたが、現在はホテルセレクトイン津山です。
(8) JR津山駅
津山市観光の玄関口となるのがJR津山駅。岡山方面から来る場合は津山線の終点でもあります。稲葉さんのお父様である稲葉一夫さんが名誉駅長を務めたこともある駅前には2017年の凱旋記念ライブを記念して置かれたB’zの大きな看板があります。稲葉さんゆかりの地を記載した「稲葉浩志君の想い出ロードマップ」は駅の中に置いてあります。
2022年7月1日からはJR津山駅の列車発着メロディーに「Easy Come, Easy Go!」が使われていました。現在は終了しています。
*岡山ディスティネーションキャンペーンによるもの(JR西日本の公式リリースはこちら)
(9) 津山駅観光案内所
津山駅すぐ横にある観光案内所。稲葉さんゆかりの地を記載した「稲葉浩志君の想い出ロードマップ」はこちらにもあります。稲葉さんの寄稿文を掲載した『津山市市勢要覧』はこちらで購入可能ですよ!詳しくはこちら
(10) 津山国際ホテル(閉館)
稲葉さんのサインがあったホテル。2019年2月17日に閉館(津山市山下98-2)。現在はすぐ近くに「ザ・シロヤマテラス津山別邸」として2019年2月27日に開業(津山市山下30-1)*山下はさんげと読む。当時のサインがあるのかはわかりません。
(11) 津山高校
稲葉さんが通った高校。岡山県でも有数の進学校で、ここで勉学に励み、後に横浜国立大学に進学することとなります。ギターを弾く頼経さんに誘われてバンドを始めたのもこの時だそうです。
(12) 津山観光センター
津山観光センターには津山の観光パンフレットが揃うほか、津山の様々なお土産が揃っており、お土産の調達はここでできてしまいます。B’zファンとしては、観光センターの一角にできた展示ゾーンも見逃せません。過去のサインのほか、2017年の津山凱旋ライブの際の地元新聞の大量の切り抜きを楽しむことができます。元々観光センター内には食事処「よし乃」があり稲葉さんのサインが置かれていたのですが、2016年11月に観光センターで火災が発生して以降、別のテナントに入れ替わってしまっています。
(13) 旬菓匠くらや
稲葉さんのお兄さんである稲葉伸次さんが経営する和菓子屋さん。明治時代から続く津山の有名和菓子屋さんです。「いちま」は津山を代表する銘菓であり、お土産に最適です。B’z関連の品(サインなど)もいくつかあります。
(14) 津山文化センター
2017年7月22日に凱旋ライブを行った会場。デビュー間もない1989年に美作女子大学・同短期大学部(現在の美作大学、旬菓匠くらやのすぐ近く)で学園祭ライブをやって以来28年ぶりの津山ライブを行った場所です。城下町津山のシンボルである津山城のすぐ横にあります。
(15) 178津山ファンクラブルーム
2019年2月3日にオープンした「178津山ファンクラブルーム」では、B’zの様々なグッズや資料を楽しむことができます。昼夜で形態を変えるレストラン「津山チェンチサロン」に併設(昼間はくらやの銘菓をいただけるレストランらしい)。現在は、昼間は178津山ファンクラブルームとして、夜はリストワールホテル津山として営業されているようです。昔、リストワールというレストラン(岡山県津山市大田831-1)があってそちらにB’z関連グッズがあったようですが、同じ運営なんでしょうかね(不明)。
(16) 第2津山まちなか博物館
津山に関する様々な展示品があるなかに、B’zに関連するグッズや2017年凱旋ライブ関連の資料などを置いた展示スペースが設けられています。
(17) 焼肉 千恵
稲葉さんのサインがあることで知られる有名な焼肉店。お店の奥にサイン色紙や、サイン入りのコップが置かれています。最近ではおもてにもサイン入りのTシャツなどが飾られています(サインは2017年7月22日の津山凱旋ライブのときのもの)。帰省される際は、時間があればお忍びで訪問されているようですよ!
(18) 焼き鳥一ばん
津山観光センターから歩いてすぐの焼き鳥屋さん。大将がとても素敵な方で、稲葉さんの話を色々と教えてくださります。色紙へのサインのほか、大将の背中にサインしたシャツが展示されています。
(19) コペンハーゲン(移転)
2004年まで津山市グリーンヒルズにあったデンマーク料理レストラン「コペンハーゲン」。デンマーク出身のハンセンさんがオーナーですが、奥様が津山出身らしくこの地にレストランを開いていました。稲葉さんご本人だけでなく、稲ママや松本さんも訪問したことがあるそうです。現在は神戸市須磨に移転し、ホットドッグ屋さんとして神戸市民からもB’zファンからも愛されるお店になっています。
現在のコペンハーゲンはこちら↓
津山市へのアクセス
イナバ化粧品店含む稲葉さんゆかりの地を巡る際には、岡山県津山市へ向かうことになります。私は電車と車の両方で訪問したことがありますが、以下に電車・バスで行く場合の観光の仕方をまとめますね。
イナバ化粧品店を含む大部分の稲葉さんゆかりの地はJR津山駅またはJR東津山駅を中心に点在しています。この2つをどのように使い分けるかが旅のポイントになります(車の人はどうとでもなると思いますが)。
まずは、岡山県津山市まで向かう方法ですが、主に以下の方法があります。
津山方面まで行く方法(電車)
JR岡山駅を起点にJR津山駅まで行く場合:JR津山線普通列車津山行で1時間30分、または快速ことぶきで1時間10分
*1時間に1-2本しか無いので注意
*JR岡山駅発、津山線時刻表
*津山より先、東津山へは行かないので乗り換えが必要(下記)
*快速は普通列車快速なので、特急券不要
JR津山駅からJR東津山駅へ行く場合:JR姫新(きしん)線またはJR因美(いんび)線で3分(1駅)
*JR姫新線は最も少ない時間帯で最大5時間、JR因美線は最大3時間運行がない時間帯があるので注意
*JR津山駅発、JR姫新線とJR因美線の時刻表
JR姫路駅を起点にJR津山駅まで場合:JR姫新線で2時間12分
*姫路駅から津山駅まで直通運転はなく、最低1回、最大2回乗り換えが必要(途中の播磨新宮、佐用で乗り換え)
*JR姫路駅発、姫新線時刻表
JR岡山駅とJR津山駅間を運行するJR津山線は、岡山市と津山市を結ぶ重要な路線で学生を含む多くの市民が交通手段として利用しています。そのため、運行本数も1時間あたり最大2本と地方にしては比較的充実しています。
しかし、そこから先の東津山駅まで行こうとすると途端に本数が少なくなります。JR姫新線(兵庫県姫路市と岡山県新見市を結ぶ)とJR因美線(鳥取県鳥取市と岡山県津山市を結ぶ)は非常に本数が限られているので、JR東津山駅に電車で向かう場合は時刻表をよく確認して行程を組みましょう!1駅3分の距離を5時間電車が来ない時もあります。タクシーまたはレンタサイクルを使うことも検討できそうです(後述)。
東京や大阪方面から向かう場合、兵庫県姫路駅から津山へ向かう方法もあります。この方法は一長一短で、姫路から岡山経由で行くよりも直接津山に向かった方が早くて安いです(在来線利用の場合)。
約40分早くてかつ1,000円安いJR姫新線利用の方がお得感はありますし、JR姫新線は東津山=>津山と停車していくので、上記で説明した津山=>東津山の本数少ない問題も解決します。ただ、乗り換えが多めな点は少々面倒なのと、1本逃すと次が全然ないということもあるので、時刻表をきちんと見て計画的に利用したいところですね。姫路駅はのぞみは止まらないので、東京から新幹線で行く場合は新大阪でひかりやこだま号に乗り換えるか、初めからひかり号に乗ることになります(もっと細かくいうと、姫路駅から智頭急行スーパーはくとで佐用駅まで行きそこからJR姫新線に接続する方法もありますが、ここでは割愛)。
高速バスで行く方法もあります。
津山方面まで行く方法(バス)
JR岡山駅を起点にJR津山駅まで行く場合:両備バスが1日2本高速バスを運行しています。
*予約不要
*片道1時間35分、800円/大人1人
*時刻表はこちら
JR大阪駅を起点にJR津山駅まで行く場合:JR西日本バスと神姫バスが6:30-22:00まで約1時間に1本運行しています。
*片道3時間12分、2,920円/大人1人
*時刻表はこちら
JR新宿駅を起点にJR津山駅まで行く場合:ルミナス・マスカット(高速バス路線名)にて夜行バスが1日1本運行しています(3列独立)。
*全席指定、予約要
*片道10時間40分、7,000~11,800円/大人1人(日程による)
*時刻表はこちら
津山のまわり方
津山駅から攻めるのか、東津山駅から攻めるのかは旅行プランによります。本ページ冒頭で解説している通り、両駅付近に点在しているので、時間が合えば津山駅-東津山駅間を電車で移動して歩いて観光地を回るのもありです。稲葉さんが実際に歩いたであろう道を時間をかけて散歩するのもいいですねえ。
でも、実際のところは以下3つに集約されると思います。
(1) レンタサイクル
JR津山駅付近にはレンタサイクルを借りられる場所がいくつかあります。津山観光センターや津山観光案内所が台数が多く比較的借りやすいですよ!また、178津山ファンクラブルームにも数台無料レンタサイクルがあるそうです。
(2) ごんごバス(ごんご東循環線)
津山東中学校方面〜イナバ化粧品店前〜くらやまでをつなぐ津山市城東地区の街のコミュニティバス。
*バス停の情報がGoogle Mapに出てこないので旅行の際は注意!
*時刻表はこちら
(3) レンタカー
JR津山駅前にJR駅レンタカー、トヨタレンタリース、少し歩いたところにニコニコレンタカーとワンズレンタカーがあります。効率的に現地を回るのであればやはり車に勝るものはありません。楽天トラベルやじゃらんで安くレンタカーを借りて快適な津山旅を!
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津山の宿泊
正直言って津山は日帰り旅行には勿体無い観光地です。B’zファンとして津山を回るだけでも2日かけてじっくりと稲葉さんが過ごした街並みを楽しみたいところですが、さらに歴史を感じさせる街並みがたくさん残っており、通常の観光も併せてしたいところですね。
折角なら津山市内や付近のホテル・旅館に宿泊、夜は稲葉さんゆかりのお店で食事したいところですね!いくつかおすすめのホテルをピックアップしておきます。
ホテルセレクトイン津山(稲葉さんのサインがあるホテル)
リストワールホテル津山(B’zファンルームの中に宿泊)
ホテルアルファーワン津山(津山駅徒歩2分)
ルートイン津山駅前(安心のブランドルートイン)
ザ・シロヤマテラス津山別邸
稲葉さんのサインがあった津山国際ホテルの生まれ変わりのホテルです。