JAL国内線で運行されているボーイング777のファーストクラス座席。那覇-羽田間の2時間30分をこの最高の空間で旅してきたので、シェアしたいと思います。
JAL国内線 B777-200 ファーストクラスとは
JAL国内線で定期運行している機材の中でも一番大きな機材であるボーイング777。普通席、クラスJ、ファーストクラスの3クラスで構成されており、中でもファーストクラスはたったの14席しかない特別な座席。ファーストクラスは搭乗前から搭乗後まで様々な特別感あるサービスを受けることができます。
ファーストクラス搭乗で受けられる主なサービスは以下です。
・ファーストクラス専用カウンターでのチェックイン及び手荷物検査
・JALダイヤモンドプレミアムラウンジの利用(食事やアルコールが無料)
・優先搭乗として一番最初の搭乗グループで飛行機へ
・機内食の提供、アルコールが飲み放題
・荷物の優先受取り
ファーストクラス座席
今回座ったのは後方向かって右側2Hの座席。B777-200のファーストクラスは1-2列目が6席ずつ、3列目のみ中央2席で合計14席ありますが、2Hの座席は後方端からファーストクラス全体を見渡すことができる良い席です。
革張りの豪華すぎるシートが、普通席やクラスJと全く異なる座席であることを物語っています。隣の席とは大きなパーティションで仕切られており、プライベート空間もキチンと保たれていました。
座席横にはリクライニングボタン、レッグレストボタン、そしてフットレストのボタンがありました。B777-200のクラスJシートにもレッグレストはありますが、フットレストはファーストクラスのみです。
パーティション部分にはコントローラーが内蔵されてます。読書灯とラジオチャンネルの切り替え、客室乗務員への連絡ボタンがありました。席の間には大きめの台があるので、飲み物はお互いに置くことができるようになっています。
座席前方にはシートポケットがあり、ファーストクラス専用のスリッパがありました。国際線プレミアムエコノミーやビジネスクラスのようにスリッパを履いて快適に機内の時間を過ごすことができます。また、B777-200は電源供給がないため、ファーストクラス専用のモバイルバッテリーがシートポケットに収納されています。手持ちのUSBケーブルでスマホの充電は可能です。
2H座席から見るファーストクラスの様子。こうして見てみると座席間隔が非常に広く、十分すぎるほどのスペースが割り当てられていることがわかります。リクライニングを思いっきりしたとしても後ろの人には迷惑がかからなさそうです。
食事とお酒
ファーストクラスの最大の楽しみはやはり食事とお酒でしょう。国内線では普通席にもクラスJにもない、ファーストクラス唯一のサービスです。機内食の内容は事前にJAL公式サイトでも確認することができますが、当日はメニュー表として各席に配布されます。
この日の食事(那覇-羽田間のお昼便)は和食で、以下の内容でした。メインの和牛芋煮にテンションが上がりました。
小鉢:茄子味噌(赤・黄パプリカ)、氷頭なます生姜入り(胡瓜、チアシード、レモン)
主菜:和牛芋煮(白滝、人参、玉子、ミニトマト、万能葱、椎茸)
御飯・汁物:俵ご飯 若芽ご飯 米づくりの伝統を極めた、革新の品と質。新潟米「新之助」、味噌汁
茶菓:さつまのかりんとまん サンクロウ
俵ご飯はこの包装を開ける時がいつも楽しみなんです。綺麗に俵の形をしたご飯を見ると、ファーストクラスのご飯だという気分になります。今回は珍しく白米ではなく若芽ご飯だったのでより一層楽しい食事でした。
ファーストクラスで提供されるお酒の目玉はなんと言ってもプレミア焼酎「森伊蔵」ですね。市場で流通している森以蔵はものすごく高い値段設定となっていますが、ファーストクラス利用者は飲み放題です(飲み過ぎ注意です)。今回は2杯いただきました。和食との相性はバッチリです!
トイレ
余談ですが、ファーストクラスのお手洗いには(便によって異なりますが)歯ブラシが置いてある場合があります。食後に歯を磨きたい時には重宝しています。
客室乗務員の皆様から温かいメッセージが置かれていました。
ファーストクラスとクラスJとの間は、離陸後に水平状態となるとカーテンで仕切られるため、後方座席の方とは空間を完全に分けることになります。そのため、前方のトイレはファーストクラスのための専用の空間となります。