【2024年搭乗記】徳安航空7501台東 – 蘭嶼

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フライト

台湾の離島路線の中でも、最も難易度が高いと言われる德安航空(徳安航空)。台東県の蘭嶼に行く機会があったので、搭乗の記録をまとめておきたいと思います。

蘭嶼に行くならまず飛行機を考える

蘭嶼(ランユー、拼音:lán yǔ)は、台湾本島の南東に位置する小さな離島で、北にある緑島とならんでダイビングのメッカとされる島。飛び魚料理が有名でもある島です。

アクセス方法はいくつかあるのですが、最も簡単(でもチケット確保が困難)なのが空路(台東空港から蘭嶼空港)です。

台東空港から蘭嶼空港までは徳安航空だけの就航で30分ほどで到着しますが、船の利用の場合は台東の富岡港から蘭嶼の開元港まで2時間30分、台東市内から富岡港までの移動を含めると3時間コースです。しかも、途中には黒潮の影響で大きく揺れる大波が待ち受けています。至る所にバケツが用意されている船です、、、

ということで、時間や条件を考えるとまずは飛行機を考えることとなります。

徳安航空のフライトを予約

予約方法はこちらに細かい手順をまとめています。

台東市内から台東空港へ

台東空港は台東市内の中心にあるわけではなく、バスやタクシーで移動することになります。この日は始発便(7時50分発)を予約していたのですが、台東市内から台東空港まで向かう路線バスは、この時間に間に合うのがないのです(40分前にチェックインを完了させないといけない)。泣く泣くタクシーを利用しました(10-15分ぐらいの距離です)。

台東空港に行くバスは8128、陸海空線Cの2つのみです。

チェックイン

台東空港に着くと、徳安航空のチェックインカウンターがあります。外国人は自動チェックイン機でパスポートを読み取ってくれないので、有人カウンターで手続きを行います。

徳安航空は40分前までにチェックイン手続きを完了させないといけません。日本では国内線は20分前までにゲート通過ですが、ルールが異なるので十分注意してください。

離島路線あるあるですが、どの路線も満席であることが多く、キャンセル待ちをする島民も多いです。時間を守らないとそちらに回されるなんてこともあるかもしれないので時間厳守で行きましょう。

参考:報到手續

荷物は10kgまでが無料で持ち込むことができる範囲です。それ以上は超過料金を取られ、30kg以上はそもそも載せることができませんのでご注意を(その場合は船1択です)。

参考:行李及寵物託運

ここに来て気づくのが中国語と英語以外の3つ目の言語。そう、蘭嶼で使われるタオ語です。今から台湾の離島に行くんだと再認識させられる瞬間です。滞在中中国語以外で会話をすることはありませんでしたが、島の至る所にタオ語で書かれた文字がありますので、これも楽しみの一つ。

手荷物検査と手続き

まずはこちらの待合室で手荷物検査と手続きを待ちます。

完了後はこちらで最終案内を待ちました。

搭乗開始

いよいよ搭乗開始です。台東には離島路線と台北路線しか存在しておらず、離島はまとめて左側に進みます。

本日搭乗する超小型のプロペラ機が見えてきました。ここまで徒歩でのアプローチです。

徳安航空は地上上空関係なく、動き出してから完全停止するまでの一切のスマホやカメラの操作は禁止です。

現地スタッフに確認したところ、搭乗までの外での撮影と、搭乗後動き出す前及び到着後完全停止後は撮影可能とのことでした。完全停止後は、中の乗務員にも確認し機内撮影OKをいただいています。蘭嶼を上空から撮影できるまたとないチャンスですが、Youtubeなどでも上空の映像が上がらないのはこのためです。

電波を発さないカメラの使用も不可です。

これは事前に徳安航空にわざわざメールを打って(笑)ご丁寧にNG回答をいただきました。規約的に、

根據中華民國民用航空法第102條之規定,為了避免航機之導航及通訊設備遭受干擾,全程禁止使用行動電話(含PDA手機)、各類遙控發射器 (如電動玩具遙控器)及其他發報類電子用品。

https://www.dailyair.com.tw/dailyair/page/BoardingMatters/

とあるのでカメラはOKかと思いましたが不可とのことです。

機内の様子はこんな感じ。全部で19席ありますが、後ろの3つには乗務員が座ったりしていたので16席ぐらいしか販売されていないかもです。

1名がけと2名がけで分かれています。

徳安航空WEBサイトより

30分のフライト時間

いよいよ台東空港を離陸します。地上移動中から撮影はできませんが、ここから先も景色をしっかりと目に焼き付けていきます。

また、操縦席との境にドアがないので、パイロットと管制官との会話が聞こえてきたり色々な楽しみがあります。

蘭嶼空港到着

蘭嶼空港は島の端に造られた空港で、海の真横に着陸します。プロペラ機だけが離着陸できる短い滑走路です。

島の空港を感じさせる、無機質なコンクリの建物に、タオ族の象徴であるカラーが施されています。

この記事を書いた人

飛行機や鉄道を使って日本・世界中を旅する30代会社員。ラグジュアリーホテルや飛行機のレビュー、主に台湾方面のまとめ記事を書いています。お問い合わせは日本語・英語・中国語でお気軽にどうぞ!

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