先日大阪梅田にあるリッツカールトン大阪に宿泊してきました。リッツカールトン大阪といえば、マリオットボンボイ(Marriott Bonvoy)に参加するホテルの中でも最高峰のホテルの1つ。
*リッツカールトン大阪は旧カテゴリー制度でカテゴリー7に分類されていました(最高ランク8)。
マリオットボンボイに加盟するホテルの中でも群を抜いて人気のリッツカールトンブランドの日本初上陸が大阪です。今回は、リッツカールトン大阪のスタンダードフロア・スーペリアダブルに宿泊してきたので、ホテル・客室の様子をブログレビューします。
この記事ではこんなことがわかります✏️
– リッツカールトン大阪とはどんなホテルか
– リッツカールトン大阪は古い!は本当か
– マリオットボンボイ会員のメリットは何か
– 客室とホテル内施設の様子
リッツカールトン大阪とは
リッツカールトン大阪は1997年に開業したホテルで、日本にあるリッツカールトンブランドの中で最も歴史のあるホテルです。
都道府県 | ホテル名 | 開業日 |
北海道 | 東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ | 2020年12月15日 |
栃木 | ザ・リッツ・カールトン日光 | 2020年7月15日 |
東京 | ザ・リッツ・カールトン東京 | 2007年3月30日 |
京都 | ザ・リッツ・カールトン京都 | 2014年2月7日 |
大阪 | ザ・リッツ・カールトン大阪 | 1997年5月23日 |
福岡 | ザ・リッツ・カールトン福岡 | 2023年6月21日 |
沖縄 | ザ・リッツ・カールトン沖縄 | 2012年5月28日 |
18世紀の英国貴族の邸宅を思わせるような豪華な作りが特徴のリッツカールトン大阪は、他のリッツカールトンブランドのホテルとは異なるクラシカルな作りになっています。
そして、リッツカールトン大阪はフォーブストラベルガイド2023年のホテル部門において、大阪のホテルで初の、かつ唯一の5つ星を獲得しています。
ホテル名 | ザ・リッツ・カールトン大阪 |
住所 | 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目5-25 |
電話番号 | 06-6343-7000 |
開業日 | 1997年5月23日 |
客室数 | 291 |
マリオットボンボイ 旧カテゴリー(参考) | カテゴリー7 |
アクセス | JR大阪駅桜橋出口より徒歩8分 ハービス大阪高速バス停留所から徒歩3分(伊丹空港からはこちらが便利) *ハービス大阪高速バス停留所からは送迎あり(後述) |
リッツカールトン大阪の部屋タイプ
リッツカールトン大阪には複数の部屋タイプが存在しますが、すべての客室が24〜37階に位置しています。大きくはスタンダードタイプとスイートタイプですが、さらに部屋の大きさや位置、クラブラウンジの有無に応じて細かく分けられています。
区分 | 部屋タイプ | 大きさ |
スタンダード | スーペリア(ツイン、タブル) | 43平米 |
スタンダード | デラックス(ツイン、ダブル) | 51平米 |
スタンダード | ジュニアスイート | 64平米 |
スカイビュー(36-37階) | スーペリア(ツイン、タブル) | 43平米 |
スカイビュー(36-37階) | デラックス(ツイン、ダブル) | 51平米 |
スカイビュー(36-37階) | ジュニアスイート | 64平米 |
クラブフロア | スーペリア(ツイン、タブル) | 43平米 |
クラブフロア | デラックス(ツイン、ダブル) | 51平米 |
クラブフロア | ジュニアスイート | 64平米 |
クラブフロア | クラブスイート(ツイン、ダブル) | 76平米 |
スイート | エグゼクティブスイート(ツイン、ダブル) | 76平米 |
スイート | ジャパニーズスイート | 77平米 |
スイート | ザ・リッツカールトン・スイート | 233平米 |
リッツカールトン大阪は古い!は本当?
リッツカールトン大阪の情報を色々と検索していると良い評価がたくさんある中でちらほらと悪い評価が混じっています。その多くはホテルの建物が古い!という点。
リッツカールトン大阪は1997年開業のなので、他のリッツカールトンブランドのホテルと比較すると歴史が長い点は否めません。しかし、実は開業20周年にあたる2017年に総額12億円を投じて全291の客室とクラブラウンジをリノベーションしています。
ホテル内は客室含めて特別古さを感じることはありませんし、むしろリッツカールトン大阪はクラシカルな雰囲気であるため、多少の歴史を感じることができる方が却って高級感に繋がっているとも言えるかもしれません。
マリオットボンボイ会員の特典は?
リッツカールトン大阪の予約方法はさまざまで、JTBや一休、楽天トラベルなどでも予約が可能ですが、さまざまな特典を享受できるという点ではやはりマリオットボンボイ会員となり、マリオット公式サイトから予約するのが良いでしょう。
ゴールドエリート特典
ゴールドエリート特典
– 客室アップグレード(スイートへのアップグレードを除く、空室状況による)
– レイトチェックアウト(最大14時まで、空室状況による)
– 25%のボーナスポイント(エリートボーナス)
– ウェルカムギフト 500ポイント
– 1滞在1部屋につき対象施設ご利用で2,000円ホテルクレジット
スプレンディードでの朝食
グルメショップ
オーナーバー
インルームダイニング
ESPAトリートメント
*いづれも公式サイトからの予約に限る
ゴールドエリートとなるには通常は年間25泊する必要がありますが、1年間にそんなに宿泊しない!でもゴールドエリート特典を享受したい!という方はマリオットボンヴォイアメックスプレミアムに入会するだけでゴールドエリート資格を手に入れることができます。
プラチナエリート特典
プラチナエリート特典
– 客室アップグレード(スイートへのアップグレードを含む、空室状況による)
– レイトチェックアウト(最大16時まで、空室状況による)
– 50%のボーナスポイント(エリートボーナス)
– ウェルカムギフト 1,000ポイント + おつまみセット
– 1滞在1部屋につき対象施設ご利用で2,000円ホテルクレジット
スプレンディードでの朝食
グルメショップ
オーナーバー
インルームダイニング
ESPAトリートメント
*いづれも公式サイトからの予約に限る
*リッツカールトンブランドは、朝食・クラブラウンジの無料利用はできません。
ゴールドエリートでも十分にメリットを受けられますが、プラチナ会員ならさらにワクワクする特典を受けられます。中でもスイートルームを含むアップグレードのチャンスがあるのは素晴らしいですね。一番下のランクのお部屋で予約していても、空室があればスイートルームに宿泊できるのですから。
プラチナ会員になるには年間50泊する必要があり一気に現実味が薄れますが、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードを年間400万円使うとプラチナ会員になることができます。大きな買い物を予定しているのであれば達成不可能な利用金額でもないと思います。この機会に紹介制度を利用してお得に入会してみてはいかがでしょう。ポイントを効率よく貯めることができ、ホテルステイが楽しくなりますよ!
ホテルへの送迎サービス(コーテシーテレフォン)
伊丹空港などから高速バス(リムジンバス)でリッツカールトン大阪に向かう際は、JR大阪駅近くのハービス大阪という停留所が最寄りになります。
このバス停からは徒歩3分ほどでホテルに到着できるので、わざわざ送迎サービスを利用する必要はないのですが、大きな荷物がある際には重宝できる存在です。
コーテシーテレフォン(COURTESY TELEPHONE)
Cournesy Telephoneとは、(ホテルなどへの)無料電話の意味。ハービス大阪バス停に設置されている受話器を取ると、自動でリッツカールトン大阪の担当者につながります。混雑状況にもよりますが、10分ほどで迎えにきてくれました。
ハービス大阪のバス停では、すべてのバスがこの付近に停車します。
リッツカールトン大阪とヒルトン大阪のコーテシーテレフォンが設置されています。
無料送迎の待ち時間は、バス停目の前の待合室で待機するように言われます。
10分ほどで送迎車が到着しました。黒塗りのかっこいい車でテンションが上がります。
ゆったりとした座席にはリッツカールトン大阪のロゴがデザインされたお水まで用意されていました。
エントランスからホテル内へ
上記コーテシーテレフォンを使った送迎利用であれば、もちろん正面エントランスからホテル内へと入っていくのですが、JR大阪駅から向かう場合は、正面エントランスに着く前に幾つかの入口を通過することになります。せっかくなので正面入り口まで回り込み(JR大阪駅側からは一番遠い側、西梅田公園目の前にあります)、豪華なエントランスから入るようにしましょう!
正面エントランス(西梅田公園側)
Google Mapで見ると、リッツカールトン大阪の真横に西梅田公園があるのですが、その公園側にあるのが正面エントランスです。リッツカールトン大阪のホテル全体を一望することができます。
リッツカールトン大阪を代表する写真の一つでもあるこのメインエントランスはこちらで確認することができます。日中帯はドアマンがこの重厚な扉の両脇にいますよ。
ホテル脇エントランス
阪急本線が地下を走る側の道路脇にあるエントランス。アフタヌーンティなどを楽しめるTHE LOBBY LOUNGEに一番近いエントランスです。
ホテル裏エントランス
もう1つ、ホテルの真裏ですが、隣接する商業施設ハービス大阪の中を通るとエントランスが見えてきます。こちらから行く場合は完全に裏口なので、宿泊客用エレベーターホールやショップ前を通過してロビーへと出ることになります。途中に少し階段があるので、キャリーケースを持っている方にはお勧めしません。
3つのエントランスの位置関係は、以下のマップからも読み取れると思います。
ロビー
リッツカールトン大阪の素晴らしい点として、重厚な作りをしたロビーがあります。ロビーからクラシカルな雰囲気が漂うワクワクする空間です。
こちらの右手にレセプションがあり、チェックインはこちらで行います。
奥にはソファが幾つかあり、こちらでチェックイン時間を待ったり、外出前のひと時を過ごすことができます。
チェックインが完了すると、木製のルームキーをいただきます。
エレベーターホールまで統一されたクラシカルな雰囲気を堪能できます。
客室の様子
では、いよいよお部屋へと入っていきます。この日宿泊したのは最も一般的なスタンダードフロア・スーペリアダブルです。
お部屋の内装(全体)
2017年に全面改装しているからか、とても1997年開業のホテルとは思えないほどの綺麗な作り。洗練され統一された家具についついうっとりしてしまいます。
42平米あるお部屋ですが、大きな窓があることでさらに広く感じるほどでした。光をたくさん取り込んだ、落ち着いたトーンのお部屋です。
テーブル&ウェルカムギフト
窓際のテーブルにはウェルカムギフトのプレミアム千寿せんべいがありました。バター風味の濃厚なお菓子です。
ベッド
この日はダブルベッドのお部屋を選択。ツインだとベッドの間のスペースがもったいなく感じてしまうのですが、ダブルであればその他の部分を広く使うことができます。
ベッド上に並ぶアートも素敵。
ベッド脇には部屋全体の電気、カーテンをコントロールするパネルがあります。
こちらのお部屋にはBOSEのBluetoothスピーカー「BOSE HOME SPEAKER 450」がありました。お手持ちのスマホを接続して高音質の音楽を楽しむことができます。操作方法はチェックイン時に書面で案内がありました。
ソファー
窓側には1人掛けのカウチ付きソファーがあります。足を伸ばしながら、大阪湾の夜景を楽しむことができました。
テレビ
壁掛けの大きなテレビは55~60インチ程度はあるものだと思います。テレビ台もお部屋のデザインにあった素敵なものなんです。
机
パソコン仕事をしたり、メイクをしたりするのにちょうど良い机があります。椅子が2つあるので、2人同時に作業をすることもできますし、夜食事をしたりすることも可能です。
机にはHDMIやUSBケーブルを指すコネクターが埋め込まれています。テレビの後ろまで配線を伸ばさなくても簡単に外部機器を接続できるもので、最近の高級ホテルではよくある仕様です。
私たちはいつもAmazon Fire TVと任天堂Switchを持参して大画面で映画鑑賞やゲームを楽しんでいます。こういったものを持ち歩いていると、新しい楽しみができるので重宝しています。
机の引き出しには簡単な文房具もあります。
洗面台
洗面台は2面でできており、落ち着いたトーンの色合いです。高級な石を使っているような色合いです。
ドライヤーはリュミエリーナ lumielina。高級ドライヤーとして、多くの高級ホテルに採用されているドライヤーです。
アメニティは各種揃っており、引き出しの中に収納されています。
バスソルトはガラス製の入れ物に3種類入っています(カモミール、ラベンダー、ローズ)。
バスルーム
バスルームが十分に確保されていないホテルが多い中、やはり高級ホテルは違いますね。充実した浴室となっています。
バスローブは1つは浴室脇に、もう1つはクローゼットの中にあります。胸元にはリッツのロゴ付き。
シャワールームもあります。
シャワールーム内にはシャンプーやボディーソープ一式があります。
トイレ
お手洗いはウォシュレット付きで綺麗。清潔感ある空間でした。
クローゼット
クローゼット内にはバスローブのほか、上下分離型のパジャマがあります。
ランドリーサービスを利用することもできるようです。
靴磨き(シューシャイン)サービスはこちらのケースに入れてお願いすることになります。
ご自身で靴磨きをしても良いですね。シューポリッシュも引き出し内に収納されています。
このスリッパはとってもふわふわして履き心地の良いものでした。
お部屋の設備
お部屋の中には飲食に使う食器類、スナックや飲み物の用意もあります。
飲み物はソフトドリンクやアルコールも充実(全て有料です)。
スナック類もありますが、こちらも有料です。
食器がすごくおしゃれなのが嬉しいポイント。
日本茶用もあります。
祇園辻利の煎茶やTWGの紅茶が無料でいただけます。
電気ケトルやコーヒーメーカーもありますよ。
電気ケトルなどで使用する水はペットボトルで4本備え付けられていました。
お部屋には空気清浄機も設置されています。
スーツを着ている方に嬉しいのがこちらのハンガー。上着もズボンも皺にならないように工夫されています。
ターンダウンサービス
夕方外出している間にターンダウンサービスをリクエストしました。
チェックイン時の見せるベッドから就寝用のベッドへ。
ベッド両脇にはスリッパが配置されています。
ちょっとしたお気遣いとしてチョコレートをいただきました。こういうのが嬉しいですよね。
1Fのグルメショップで購入できるチョコレートですが、数個で1,000円ほどする代物なのでこうやっていただけるのは嬉しいですね。また、枕カバーに使用できるピローミストも付属していました。
部屋からの眺望
リッツカールトン大阪はどのお部屋も高層階に位置しているので、大阪の眺望を楽しむことができます。今回宿泊したのは27階のお部屋だったのですが、遠くに大阪湾が見える素敵なお部屋でした。
ただ、お部屋の角度によっては目の前にビルがあるので一部隠れてしまうのが難点です。
レストラン・ショップ
スプレンディード(Splendido)
朝食会場としても使用される1Fにあるイタリアンレストラン。スプレンディードは朝食だけでなく、ランチ、アフタヌーンティ、ディナーまですべての時間帯で営業をしています。
スプレンディードのレストラン予約は一休レストラン予約がおすすめです。ネットから細かい時間指定で予約が可能です。
ザ・ロビーラウンジ(THE LOBBY LOUNGE)
昼はピアノの生演奏を楽しみながら本格的なアフタヌーンティーを楽しめる、ヨーロッパ調のインテリアで装飾されたラウンジ。1Fのロビーを抜けた先にあります。
ザ・ロビーラウンジのレストラン予約は一休レストラン予約がおすすめです。ネットから細かい時間指定で予約が可能です。