台湾で2020年に運航を開始したSTARLUXスターラックス。日本線は成田、関空、名古屋、福岡、札幌、仙台、函館、熊本、沖縄路線を運航。今勢いがある最新の航空会社です。
台湾桃園国際空港では第1ターミナルと第2ターミナルの両方を使用していますが、日本路線は全て第1ターミナルです。
この記事では、桃園空港第1ターミナルにあるスターラックスのGALACTICラウンジ(ギャラクティックラウンジ)を徹底解説します。
*GALACTICラウンジは第2ターミナルにもあります。
STARLUX スターラックスのGALACTICラウンジ の利用基準
STARLUX スターラックスは、2024年5月現在どこのアライアンスにも属していないため(ワンワールド、スターアライアンス、そしてスカイチームのどれでもない)、純粋にSTARLUX スターラックスを利用する人で条件を満たす方しか利用ができないのが現状です。裏を返すと、混雑が少ないゆったりとしたラウンジ本来の空間を楽しむことができるようになっています。
STARLUX スターラックス GALACTICラウンジ 利用基準
スターラックス ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗者
*日本路線はファーストクラスの設定無し
COSMILE INSIGHTER、EXPLORER 会員
スターラックスのビジネスクラスを当日利用する方は、GALACTICラウンジを利用可能です。なお、日本路線にファーストクラスの設定はありません。
COSMILEというスターラックスの会員組織に入会している場合、EXPLORERまたはINSIGHTERグレードであればエコノミークラスやプレミアムエコノミークラス利用でも入室可能です。
なお、スターラックスではティアマイルという数値を使って会員グレードを識別しており、以下が達成条件です。それより下のグレードであるTRAVELERやADVENTURERでは入室できません。
COSMILEでラウンジに入室する場合のグレード達成基準
EXPLORER:連続した12ヶ月間で50,000ティアマイル以上の積算、または搭乗回数が50回以上
INSIGHTER:連続した12ヶ月間で120,000ティアマイル以上の積算、または搭乗回数が100回以上
日本の航空会社と同様、それぞれのマイルや搭乗回数によって達成基準が決められていますが、アライアンスに属していない現状を考えると、日本在住の方がCOSMILEの会員グレードで入室するのは難しいかもしれませんね。
なお、スターラックスはどこかのアライアンスに入るのではないかという話は兼ねてからあがっており、ワンワールドではないかとも言われています。台湾にはフルキャリアの航空会社が3つあるのですが、現状は以下のようなアライアンス加盟状況となっています。
台湾の航空会社(フルキャリア)のアライアンス加盟状況
EVA AIR エバー航空:スターアライアンス
CHINA AIRLINE 中華航空:スカイチーム
STARLUX スターラックス:未加入
ワンワールドに入ってくれれば、JALの上級会員でも使えるようになりますね。現状JAL桃園空港ラウンジはお世辞にもいいとは言えない作りなので、なんとか最新のスターラックスのGALACTICラウンジが使えるようになって欲しいものです。日本側では、例えば成田空港にはスターラックスのラウンジはありませんが、代わりにJALサクララウンジを代替ラウンジとして利用していますし。
※2024年5月現在、JAL桃園ラウンジは閉鎖中、代替ラウンジはチャイナエアライン ラウンジ (梅苑)です。
桃園国際空港 STARLUX スターラックス GALACTICラウンジ 基本情報
場所 | STARLUX スターラックス GALACTICラウンジ |
営業時間 | 午前5:00〜最終便出発まで |
利用対象者 | スターラックス ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗者 COSMILE INSIGHTER、EXPLORER 会員 |
アクセス | 桃園国際空港第1ターミナルの出国審査通過後、出発エリア4階 |
STARLUX スターラックス GALACTICラウンジで体験できる代表的な項目
・無料の食事提供
・無料のソフトドリンク、アルコール提供
・Wi-Fi(無料)
・電源(無料)
・新聞・雑誌
・ラウンジソファー
・上質な空間で過ごす待ち時間
GALACTICラウンジへの行き方
保安検査及び出国審査を通過し左手へ進むと、階段が見えてきます。以下のような表示が見えるので4階に上がりましょう。
他の航空会社のラウンジと並び合っているエリアの中央にGALACTICラウンジはあります。
他のラウンジとは明らかに異なる、上質な佇まいのラウンジが見えてきます。GALACTIC(銀河)の名にふさわしい近未来感あるデザインです。
反対側にはGALACTIC Loungeの文字も。
GALACTICラウンジの様子
レセプション
チェックインカウンターで搭乗券を発行する際にラウンジ利用券も一緒に発行されます。この券を提示することでGALACTICラウンジに入室することができます(券は回収されます)。
ラウンジ座席
ギャラクティックラウンジは全体が見渡せるようなラウンジで、比較的コンパクトな作りになってます。中央には特徴的なソファーを配置。
壁側には独立型の座席があります。
少し奥まったところにテーブルセットがあります。
食事エリア
食事はラウンジスペースのすぐ隣で提供しています。ビュッフェ形式で提供される食事はこちらから、オーダー式のメインディッシュはスタッフへ直接注文する形式です。
ラウンジの座席から食事エリアはこの距離感です。
サラダバーがとても充実しています。
点心をはじめ、ホットミールも充実しています。
揚げ物はポテトフライが。最初はなかったのですが、揚げたてを持ってきていただきました。
高級パイナップルケーキ「SEASON Artisan Pâtissier」もありました!
台南の人気ジェラート屋さん「蜷尾家/NINAO(ニナオ)」のアイスクリームがこんなにたくさん!こりゃたまりませんねぇ!日本にも進出していますが超高いので。
オーダーメニュー
スタッフに注文する形式のメインディッシュは朝食とランチ/ディナーの2種類に分かれています。
朝食メニュー
阜杭豆漿・・・台北で1-2位を争う阜杭の豆漿。ミシュランビブグルマンの味をラウンジで。
滑蛋未來肉粥佐素鬆・・・お粥
日式雞豚醬油拉麵・・・日本の醤油ラーメン
ランチ/ディナーメニュー
爐烤鮭魚筍佐荷蘭蛋黃醬・・・ローストサーモンとアスパラガス、オランデーズソースかけ
芝麻素醬擔擔麵・・・胡麻だれ坦々麺
日式雞豚醬油拉麵・・・日本の醤油ラーメン
福州世祖胡椒餅・・・胡椒餅
何個注文してもOKなので、今回はランチ利用で4種類全ていただきました(のちのビジネスクラスの食事が苦しくなった、、、)
まずは「ローストサーモンとアスパラガス、オランデーズソースかけ」。白ワインと合う絶妙な塩加減。
続いて「胡麻だれ坦々麺」。間違い無いですね。
日本の醤油ラーメン。在台中にずっと我慢していた日本食をここで。
最後は胡椒餅。夜市でも食べましたが、こうしておしゃれに食べる胡椒餅もいいですね。数量限定らしいのでご注意を。
飲み物エリア
航空会社のラウンジですから飲み物は全て飲み放題、もちろんアルコールもあります。ビールはアサヒビールのビールサーバー。台湾ビールは残念ながら提供していないようです(スタッフに確認済み)。
お酒は各種揃っています。赤白ワイン、ウイスキー、ウォッカなど。
コーヒーサーバーのほか、紅茶も各種揃っています。コーヒーとNINAOのアイスなんて贅沢ですねえ。
そして冷蔵庫の中には缶やペットボトルのジュースや炭酸水などがあります。中でも台湾茶のボトルがあるのは驚きでした。
ライブラリー
雑誌や新聞はライブラリーコーナーにあります。
お手洗い
ギャラクティックラウンジ内にトイレはありません。レセプションのスタッフに声をかけて、ラウンジの外にある共用トイレを利用します。
シャワー
ギャラクティックラウンジ内にシャワーはありません。