JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員とJALファーストクラス搭乗者、ワンワールドエリートステイタスのエメラルド会員のみが入ることができるJAL国際線ファーストクラスラウンジ。空の旅の前のひと時を過ごす、国内最高峰の上質な空間がそこにはあります。
日本国内には羽田・成田の2箇所にしかないJAL国際線ファーストクラスラウンジの中から、東京・羽田空港のラウンジの様子を解説します。
2024年1月24日オープン!JAL運航便ファーストクラス搭乗者のみが受けられる最上級サービス↓
羽田空港JAL国際線サクララウンジはこちらからどうぞ!
JAL国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジとは何かについては、概要をまとめたこちらの記事をどうぞ!
羽田空港 JAL国際線ファーストクラスラウンジ基本情報
場所 | 羽田空港 JAL国際線ファーストクラスラウンジ |
営業時間 | 6:00~25:55(コロナ対応により、営業時間が変更となる場合があります) 鮨 鶴亭提供時間 7:00~11:00(変更の場合あり) JAL’s SALON:7:00~11:00、19:00~23:00 シューポリッシュ:7:00~11:30(最終受付11:20) 14:30~22:00(最終受付21:50) |
利用対象者 | JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員 JALファーストクラス搭乗者 ワンワールドエリートステイタスのエメラルド会員 |
アクセス | 羽田空港 3階保安検査及び出国審査を通過し左手へ、112番搭乗ゲート付近から4階ラウンジへ |
JAL国際線ファーストクラスラウンジで体験できる代表的な項目
・無料の食事提供(板前の握る寿司、ラーメン、パスタ、JAL特製カレーなど多岐にわたる食事)
・無料のアルコール提供(ビールやシャンパン、ワインなど、もちろん飲み放題)
・専用Wi-Fi(無料)
・電源(USBタイプもあり、無料)
・ラウンジ利用者専用の喫煙所、トイレの利用
・靴磨きサービス(シューポリッシュ)
・プレイルームでのゲーム
・バー空間での上質なお酒
・上質な空間で過ごす待ち時間
羽田空港 JAL国際線ファーストクラスラウンジ入口
保安検査及び出国審査を通過し左手へ進むと、以下のような表示が112番搭乗ゲート付近に見えてきます。国際線のファーストクラスラウンジは国内線と異なり、サクララウンジからは離れた場所に設定されているので注意が必要です。
奥に向かうと、4階のファーストクラスラウンジへと通じるエスカレーターが見えてきますので、こちらを使って1つ上の階へと進みます。
いよいよJAL国際線ファーストクラスラウンジに到着しました。明るく洗練された印象を受ける入り口。暗めでシックなトーンで統一されている国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジとはまた異なる印象です。
「First Class Lounge」と大きく表示されたロゴ。テンションが上がってしまいます。
まず受付で搭乗券とパスポートを提示し、受付を済ませます。同行者がいる場合は+1名まで入れますので、必ずスタッフに伝えるようにしましょう。
ラウンジマップ
ラウンジ全体像は以下のようになっています。4階と5階の2フロアで構成されており、4階は画像左側のレセプションを挟んで左手に鮨 鶴亭やシャワー、右手にラウンジ、JALs Table(食事提供エリア)、Red Suiteがあります。5階にはお酒を提供してくれるバーJAL’s SALONがあります。
時間指定ではありますが7:30~12:30と15:00~20:00に限って(時間変更の場合ありとのこと)JAL’s Tableで鮨 鶴亭のお寿司を楽しむことができます。詳細はこのページ下のほうで詳しく解説します。
現在は鮨 鶴亭の営業が再開しています。7:00~11:00の営業です。
JAL国際線ファーストクラスラウンジ設備
ラウンジ入り口
レセプションを抜けると、ロッカーや電話ブースなどを通過してこちらの長いエントランスが見えてきます。日本の屏風のような和のテイストがラウンジまでの道を装飾してくれています。
ラウンジエリア
座席は3つのエリアから成り立っており、ラウンジエリア、JAL’s Table、そしてRed Suiteがあります。まずはラウンジエリアからご紹介しますね。この空間自体がラウンジなんですが、JALラウンジの中で「ラウンジエリア」と呼ばれる箇所は、食事エリアから離れていて比較的静かに仕事や読書などを楽しむことができるエリアと解釈しています。かといって食事をしてはいけないわけではないですよ!
少しプライベート感が増す以下のような座席が用意されているエリアもあります。
窓側の席からは駐機場が見えるので、飛行機ファンにはたまりませんね!(日差しが強いと写真のように日除けが降りてきます)
JAL’s Table (食事エリア)
続いてはJAL’s Tableエリア。こちらはキッチンを兼ね備えた食事エリアで、食事の用意をするキッチンのほか、ドリンク提供エリアや食事可能な座席を備えています。キッチンといっても、現在はスマホアプリから食事を注文する方式に変わっているため、以前のようにキッチン前に並んで注文をするという運用はありません(詳しくは後述)。
飲み物提供エリア付近にはハイカウンターがあります。
通常の椅子に座る席はかなり多めに用意されており、カウンター型、テーブル型があります。ソファー形式のものや、駐機場が見える窓側の座席など様々です。
食事エリアには簡単な小鉢程度の食事は置いてあるのですが、主食は全て専用アプリを通して注文する仕様に変更されています。
この日の小鉢は、「オイルサーディンとオリーブのピンチョス」、「四川風よだれ鶏」でした。
JAL’s Table (飲み物エリア)
飲み物エリアは横に幅広く場所を構えています。手前のソフトドリンクサーバーをはじめ、コーヒー、日本茶、赤白ワイン、シャンパン、日本酒、焼酎、一番奥にはビールサーバーが4台あります。
ソフトドリンクサーバーとコーヒーメーカー。カフェラテやアメリカーノ、カプチーノにエスプレッソまで楽しめます。
冷蔵庫内にはPerrier(ペリエ)やSchweppes(シュウェップス トニックウォーター)、アイスコーヒーやジュース類も完備。下段には梅酒とカシスもあります。
日本茶や紅茶類とお湯は中央付近にあります。軽食として簡単なお菓子類もありました。この日は焦がしキャラメルナッツサンドとラシュクーレ。
お次のエリアは圧巻ですね。国際線ファーストクラスラウンジのお酒類はかなり充実しています。これだけ豊富なお酒があれば大満足間違いなし。この日あったのは下記のお酒です。
しまむらさき 芋焼酎 25度
天狗櫻 芋焼酎 25度
壱岐づくし 麦焼酎 25度
CINZANO VERMOUTH EXTRA DRY チンザノ ベルモット エクストラ ドライ リキュール
CAMPARI カンパリ リキュール 25度
Tanqueray LONDON DRY GIN タンカレー ロンドンドライジン 47.3度
SMIRNOFF スミノフ ウオッカ 40度
Baileys The Original Irish Cream ベイリーズ オリジナル アイリッシュ クリーム
CHIVAS シーバスリーガル スコッチウイスキー 12年
WILD TURKEY AGED 12 YEARS ワイルドターキー 12年 バーボン
CAMUS XO カミュ XO ブランデーコニャック
KILCHOMAN キルホーマン マキヤーベイ 46度 ウイスキー
Ballantine’s バランタイン スコッチウイスキー
すでにとんでもない量のお酒があることが上記でお分かりだと思いますが、まだまだあります。続いてはワインや日本酒といった冷やしておくお酒。まずは、FERRARI MAXIMUMのスパークリングワイン。この手のラウンジでは定番のシャルドネです。
そしてその他の銘柄は本格的な機械の中で温度管理がされています。
FERRARI MAXIMUM Blanc de Blancs フェッラーリ マキシマム ブラン ド ムラン スパークリングワイン
WILD SAUVIGNON ワイルド ソーヴィニオン 白ワイン
ANSELMI SAN VINCENZO アンセルミ サン・ヴィンチェンツォ 白ワイン
Chateau Cambon Beaujolais シャトー・カンボン・ボジョレー 赤ワイン
Ramnista ラミニスタ 赤ワイン
飛龍 日本酒
そしてビール。好きな銘柄を飲むことができる(選ぶことができる)って幸せですね。私は大好きなプレミアムモルツをいただきました。
サッポロ エビス 樽生
サントリー ザ・プレミアム・モルツ
アサヒ プレミアム生ビール熟撰
キリン 一番搾りプレミアム
お酒エリアはもう1箇所、Red Suite手前にもあり、少し並べ方が異なっています。きれいに並べられたワイングラスが素敵ですね。
圧巻のRed Suite
羽田空港JAL国際線ファーストクラスラウンジのハイライトといえばここRed Suiteで間違い無いですね笑 ちょっと他のエリアとは別格の洗練された(され過ぎた)雰囲気を楽しむことができます。
中に入ると、大きなJAL機体の模型が飾られたショーケースとともに、左右に大きく広がる洗練された空間が目に入ります。
その奥には重厚な黒のソファーが並び、書斎のような空間を演出しています。
一番奥には大きなデスクがあるのですが、ここは靴磨きサービスを実施している場所です。現在はコロナの影響でサービスは一時中止となっていますが、出張時の革靴やスニーカーも丁寧に掃除していただけるファーストクラスラウンジならではのサービスです。
入口から向かって左側にも6席分の空間があります。手前にはクラシカルな品物がたくさん並んでおり、まるで秘密基地に潜り込んだかのような感覚になります。
奥にはゲームエリアとして、フットボールゲームやチェスを楽しむことができるようになっています。お酒を飲みながらゲームをする、外国映画のワンシーンのような楽しみ方もこちらでは可能です。
反対側(右側)には、シャンパンが置かれたエリアがあります。これがめちゃくちゃオシャレなんです!これまで見てきたJAL’s Tableの飲み物エリアとは雰囲気がまるで違うのがわかるかと思います。
手前のジョセフ ペリエは日本では6,000円程度、奥のジョセフィーヌ ジョルダン サジェは25,000円以上で流通しているようなので、これだけでもかなり得した気分になれますね。
JOSEPHINE 2014 JORDANE SAGET ジョセフィーヌ 2014 ジョルダン サジェ(2022年12月24日、25日の期間限定だったようです)
Joseph Perrier ジョセフ ペリエ
ワインセラーにはたくさんのジョセフ ペリエの瓶が並んでいます。ちなみにこのジョセフ ペリエは2022年12月8日から羽田・成田のファーストクラスラウンジで提供を開始しています。
グラスがこんなにたくさん並ぶと、なんだかワクワクしてしまいますね!
鮨 鶴亭
せっかく国際線JALファーストクラスラウンジを利用するなら、もう一つの名物、板前が目の前で寿司を握ってくれるサービスを利用したいところ。成田空港の国際線JALファーストクラスラウンジにも同様のサービスがありますが、羽田空港の鮨 鶴亭は、他のエリアとは離れた場所にある専用のエリアとして構成されています。
(2023年1月現在)現在は鮨 鶴亭はコロナの影響でクローズしています。ただし、鮨 鶴亭のお寿司はJAL’s Tableで特定の時間のみ注文することが可能になっています。
マッサージチェア
ファーストクラスアラウンジには2台のマッサージチェアがあります。順番を守って空いている際はどんどん活用しましょう。
電話ブース
一度ラウンジに入ってしまうと、緊急時などの電話をする場所がないことに気づきます。そんな時に重宝できるのがこの電話ブースです。出張時の電話などにも便利ですね。
コピー機
ラウンジエリアにコピー機が1台あります。
手荷物クローク
手荷物クロークはレセプション通過後、ファーストクラスラウンジに向かう前に位置しています。
トイレ
一般利用者と同じ空港内のトイレも十分綺麗ですが、ラウンジ内のトイレはまた綺麗に清掃されています。
喫煙所
ファーストクラスラウンジは、専用の喫煙所があります。レセプションからラウンジへとつながる通路の途中にあり、非常に大きくスペースが取られているので、ゆったりとタバコを楽しむことができます。
シャワー
旅の前にシャワーを浴びることができるのは、ラウンジ利用者の特権ですね。現在はラウンジ内で利用できるJALラウンジ専用アプリから予約をすることで順番待ちをすることができます。
JAL’s SALON
羽田空港の国際線JALファーストクラスラウンジには、もう1箇所JAL’s SALONと呼ばれる場所があります。ここは5階に位置しているバーのような場所で、お酒だけでなく日本茶などの飲み物をバーテンダーが目の前で作ってくれる特別な場所です(4階のエリアは自分で飲み物を注ぐ)。
バーカウンターでは、バーテンダーに希望のお酒を注文することができます。メニューはタブレットがカウンターに置かれているのでそこを見て、直接バーテンダーに注文すると良いでしょう。
この日いただくことができたバーメニューは以下になります。
日本のプレミアムウイスキー
響ブレンダーチョイス
山崎 12年
白州
日本のクラフトジン
六
日本のクラフトウォッカ
白
日本のクラフトビール
スプリングバレー 豊潤496
スプリングバレー シルクエール
併せてYES. SHE KNOWSの高級お菓子 Pecan Nuts #W (スコッチ似合うナッツ)やGecca(大人のためのショコラ)もいただくことができます。
さらに、日本茶と和菓子もいただくことができますよ!
日本茶
温/紅焙じ茶
冷/水出し茶
和菓子
三英堂「湖都路」
まずはほうじ茶と和菓子をいただきました。本格的な急須と和菓子のお皿に心が落ち着きます。
続いては山崎12年をロックでいただきました。ウイスキーはこうやってグラスで飲むのが格別ですね。
上記以外の飲み物は、4階のJAL’s Tableと同様にセルフサービスとなっています。(ビールはサーバーではなく缶での提供でした)
5階はバーエリアではあるものの比較的広い構造をしており、敷居を挟んでリラックスしやすい空間も提供していました。
明かりをたくさん取り込んだ広々としたエリア。バーの雰囲気よりもカジュアルめな印象。
個人的なおすすめはこちらの窓側のカウンターシート。飛行機を眺めながらの1杯は格別ですね。
JAL’s SALONのメインの入り口の脇(外側)にはさらに幾つかの座席が用意されており、こちらでも同様にリラックスした時間を過ごすことができました。