【2024年最新】新幹線グランクラス E5系の座席・食事(和食)とお酒をブログレビュー解説

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東北・北海道新幹線と上越・北陸新幹線で運用されている新幹線のファーストクラスこと「グランクラス」。2011年のデビュー以降、多くの旅行客を魅了してきた新幹線最高峰座席とサービスを、東京〜新青森間で楽しんできたので、サービス内容を一挙ご紹介します。

今回、2022年10月にグランクラスに乗車することができました。グランクラスのサービスはちょうど2022年10月に刷新されたばかり。最新のサービス内容と変更後の食事内容についてもまとめてお届けします。

この記事では往路 東京-新青森間のE5系のグランクラスの様子をお届けします。復路 新青森-東京間 H5系の様子はこちらの記事をご覧ください。

グランクラスとは

グランクラスは、新幹線の普通車、グリーン車のさらに上のクラスとして2011年3月に東北新幹線でデビュー。1車両18名のみという限られた乗客だけが手にできる至福のひととき。乗車前のラウンジサービス(東京駅のみ)から始まり、アテンダントによるさまざまなサービスと食事、飲み放題のお酒やアルコールは、まるで飛行機のファーストクラスのような空間です。

グランクラスの座席
グランクラスの特徴

・乗車前のラウンジサービス(東京駅発のみ)
・18名だけの快適な専用車両とプライベート感ある座席
・ウェルカムドリンクやおしぼり、お菓子の提供
・スリッパ、毛布、靴べらの提供
・和食・洋食から選択可能なお食事
・豊富なお酒とソフトドリンクが飲み放題

グランクラスに乗車(往路:東京〜新青森)

今回の旅行では、東京〜新青森間の往復をグランクラスで予約。往路は速達型の(途中停車駅が少ない)はやぶさ13号新函館北斗行きに乗車、なんと18席全て予約でいっぱいでした。

東京駅の新幹線ホームで入線を待ちます。乗車口案内10号車付近、間も無く入線する新幹線が記載されてます。

お馴染みの東北・北海道新幹線E5系。ピンク色のラインがあるE5系とラベンダーカラーのH5系は、車内の内装が少し異なるんだそうです。

グランクラス乗車口には以下のように専用の表示がありました。

グランクラス座席

グランクラスへの扉は、普通車とは異なり中が見えないようになっています。GranClassと書かれた重厚な扉が、限られたお客様しか入れないことを物語っていますね。

座席は1+2の配置で、2人並び席は間にパーティションがついています。今回は1人での移動だったので窓側1人席を指定しました。

白ベースの革張りの座席。JAL国内線B777(既に引退)やB767で使用されているファーストクラスの座席を思い出させる高級感ある作りです。

目の前の座席との間隔が非常に広く、足を伸ばしても前の座席に届かないほどでした。一人一人の空間がとても大きく取られていることがわかります。

肘掛けにはサービスメニューとして、飲み物が記載されたメニューが配置されてます。走行中にずれ落ちないように皮のベルトで挟めるようになっていました。

窓側の座席は、側面に雑誌入れが設置されており、スリッパもそちらに置かれていました。

スリッパのサービスは、飛行機のビジネスクラスやファーストクラスでは当たり前ですが、靴を脱いでリラックスできるのはやはりいいですね。

テーブルは肘掛けの横から取り出す仕様です。

取り出して半分だけ使用することもできますし、大きく広げて食事をしたりパソコンを広げたりとゆったり使用することも可能です。

乗車駅を出発するとすぐ、お水やおしぼり、食事のメニュー一式が配られました。また、この時は塩味のチョコレートも配られましたよ。

座席のリクライニングは電動式です。左側にリモコンがついています。座席はカプセルのような形をしており、どれだけ倒しても後ろの座席のスペースに影響を及ぼすことはありません。気を使うことなく、思う存分リクライニングを楽しむことができます。

飲み物などを注文する際は、このリモコンでアテンダントを呼ぶことができます。

反対側には小さな飲み物置きがあり、広げて使用することもできます。

グランクラスの荷物棚は、普通車やグリーン車とは全く異なるもので、飛行機の収納に近いものでした。

飲み物のサービス

グランクラスの目玉の一つにアルコールやソフトドリンクの飲み放題サービスがあります。酒飲みにはこれ以上ないサービスです笑

早速メニューを見ていきましょう!

グランクラスで提供される飲み物

お酒:ビール、赤ワイン、白ワイン、日本酒、ウイスキー、ノンアルコールスパークリングワイン
温かい飲み物:日本茶、ハーブティー、コーヒー
冷たい飲み物:りんごジュース、黒烏龍茶、コーヒー、ミネラルウォーター、スパークリングウォーター

まずはビールを注文。銘柄も指定できるようで、この日はエビスのプレミアムエールを注文しました。グラスで飲めるなんて素敵じゃないですか!飛行機の国内線ファーストクラスも以前はグラスで飲み物を提供していましたが、コロナ禍ではプラスチックカップに変更になっていたので、ちょっとテンションが上がりました。冷たさを保てるのもGOODです!

2杯目は白ワインを。ミニボトルでいただけるので、自分のペースで少しずつ楽しむことができました。そして、グラスはビールの時から変わってワイン用のグラスに。見た目も楽しめるお酒のサービスです。

3杯目はアイスコーヒーを。こちらもグラスでの提供です。

4杯目はりんごジュース。山形の濃厚なジュースでした。

最後はホットの日本茶で〆ました。持ち手のついたグラスで優雅に日本茶をいただきました。

食事の注文

グランクラスには専用の食事サービスが含まれていました。出発と同時に配られるウェルカムセットに食事のメニューが含まれています。2022年10月にメニューが刷新され、現在は和食と洋食の2つから選択することができますよ。

リフレッシュメント(軽い食事)

洋食:
ヤリイカときゅうりのハーブ和え
秋鮭とハーブのリエット
エゾ鹿の赤ワイン煮グラチネ
小豆とホイップクリームのモンブラン

和食:
チーズポテト和え、にんじん、グリンピース
南京ふくさ、しそ巻き、合鴨芥子風味
牛肉ごぼう巻き、豆胡麻和え、柿重ね押し
きのこ信田巻き、印元

往路は和食を選んでみました。細長い箱に収められた和食、中身はどんな風になっているのでしょうか?

蓋を開けてみました。色鮮やかな和食メニューに、視覚から楽しむことができました。肝心のお味もとても上品で、お酒に合うものばかり、あっという間に完食してしまいました。

なお、復路は洋食を選択しています。詳しいレポートはこちらからどうぞ!

メインの食事以外に、軽食として茶菓子をいただくことができます。こちらはアテンダントに声をかけないと貰えないので、飲み物を注文する際に伝えましょう。

いただいたパウンドケーキは、しっとりとして濃厚な甘味が特徴のとても美味しい一品でした。

この記事を書いた人

飛行機や鉄道を使って日本・世界中を旅する30代会社員。ラグジュアリーホテルや飛行機のレビュー、主に台湾方面のまとめ記事を書いています。お問い合わせは日本語・英語・中国語でお気軽にどうぞ!

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