【徹底解説】台湾のウユニ湖「高美湿地」の攻略法と行き方

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台中

2024年9月2日から9月16日まで、遊歩道第一段階(入口から228mほど)がメンテナンス工事で立ち入り禁止になるようです。ウユニ湖のような水に浸かる体験はできなくなりそうなのでご注意ください。詳しくはこちら

台湾のウユニ湖とも称される「高美湿地(高美濕地)」を知っていますか?ウユニ湖といえば南米ボリビアにある超有名観光地で、水面が鏡張りのように空を反射させ、その水面に人が立つことができる幻想的な場所。実は台湾にもそんなウユニ湖に似た水面をもつ場所があります。

この記事ではそんなウユニ湖に似た観光地「高美湿地」を徹底解説。高美濕地の魅力はもちろん、訪問すべき時間帯(潮の満ち引き、日の入り時刻)や服装、アクセスについても解説していきます。

高美湿地とは

台湾の西海岸にある中部の都市台中にある高美湿地。湿地と呼ばれるこのエリアは、高美野生動物保護区として整備されており、珍しい植物や鳥なども湿地周辺で見られるとか。

観光客にとっての高美湿地の魅力は、まるで南米ボリビアのウユニ湖のような水面の上に立つ人々の様子を写し出せるというところ。

日本国内にもウユニ湖に似た、という観光地はありますが、高美湿地は海なので奥に何もなく遠くまで抜ける空と海をバックに撮影ができる点、西側なので夕陽や夕焼けと一緒に撮影できる点、近くに風車がたくさんあるため、風光明媚な写真が撮れる点が魅力です。

特に晴れた日の夕陽とのコラボレーションは抜群です。

夕焼けも抜群ですよ!

高美湿地で撮影される写真は、海岸沿いで撮影しているわけではなく、海の中に入って撮影することになります。どういうことかというと、海岸沿いから海へ向かって続くデッキがあり、そこを歩いて海の中ほどまで進みます。

途中で行き止まりなので、そこで靴を脱いで裸足で水の中へ入っていくことになります。

ウユニっぽい写真を撮りたいのであれば、やはり水面に立って撮影をしたいところですよね。なので、このデッキを歩いて海中程まで行き、水面を歩くといいでしょう(時間によりますが、引き潮であれば浅く、足の甲が水に浸かるレベルです)。

地図上でもデッキの形が表示されるので、どういう状況なのかはわかるかと思います。地図上の赤いピンが立っているところまでいき、そこから水面へと入るといいでしょう。

海岸沿いでも望遠であれば写真撮影はできそうですが、手前は草が生い茂っているので工夫しないといけません。

デッキ利用可能時間

上記のデッキを使うことで、高美湿地の海へ入水しネットで話題の1枚を撮影できるようになりますが、海なので潮の満ち引きの影響を受けます。デッキ(木棧道)が開放される時間は潮の満ち引きによって毎日変化します。

現地に行くと以下のように門が設置されており、開放時間内でないとデッキへの立ち入りはできません

この時間ですが、基本的な開放時間は午前8時〜午後6時とされており、そこに潮の満ち引きの時間が追加されます。デッキは、満潮時刻の1.5時間前に閉鎖、1.5時間後に再開放という運用です。
基本開放時間(中国語)
潮の満ち引きに関する事項(中国語)

上記の高美湿地公式サイトの潮の満ち引き時刻表は壊れているので、以下のサイトを参考に計画を立てるといいと思います。

台中市清水区の潮の満ち引き時刻

満潮は基本的に1日2回あるんですが、日によって全然異なるので注意が必要です。

(追記)こちらのページに潮の満ち引きも考慮したデッキ開放時間がPDFで掲載されます(直近一ヶ月だけ)

服装

台中は年間通して晴れることが多いですが(台北とは比にならない)、海沿い上に風が強いことが多いです。冬場は風があることも考慮しておくといいでしょう。

そして、水面に入ることが最大の目的である方がほとんどだと思います。ビーチサンダルに半ズボンや捲りやすい長ズボンなど、簡単に水面に足がつけられる方がいいですよ!

水面はもちろん砂(泥)なので、脚を拭くタオルやウェットティッシュも忘れずに。スーツケースは持っていっても置く場所がないのでご注意を。

高美湿地へのアクセス・行き方

高美湿地への玄関口は台湾鉄道台中駅または台湾新幹線台中駅(高鉄台中)になります。まずは台中市のこれらの玄関口まで向かうようにしましょう。

※高美湿地へはバスを「乗り継げば」複数のルートが出てきます。台中は最近までMRTがなく超バス社会なので方法はいくらでもあるんですが、超渋滞する都市でもあるので、乗り継ぎがうまくいかないと大変です。なるべく下記のルートをお勧めします。

台湾鉄道台中駅から行く場合

この行き方が一番簡単です。なぜなら台中駅から路線バス1本で行けるから。

路線番号運行区間所要時間運賃
309台中駅 – 高美湿地1時間30分NTD71

※台中市内と高美湿地を運行していた655バスは、2021年1月以降運行停止中です。

高美湿地って台中市内にあるんですが、海沿いの僻地にあるので路線バスで1時間30分コースなんです。夕日が沈む時刻に行きたいとか満潮を避けていきたいとか、時間を気にしたい方は余裕を持っていきましょう。

309バスは1日6本程度しか運行していません。夕方の景色を狙う方はほぼ皆15:40発のバスに乗ることになると思います。これを逃すと次は16:30発と全然バスがありませんので注意。

台湾鉄道台中駅のこちらの出口の1階に路線バス停があります。

このバスは、高美濕地のメインエリアから少し離れた高美濕地遊客中心(サービスセンター)の近くの大通り沿いに停車します(バス停名:高美濕地(三順路))。そこから徒歩5分ぐらいで高美濕地に着きます。

台湾新幹線台中駅から行く場合

台北から向かうのであれば、台中の玄関口は台湾新幹線台中駅(高鉄台中駅)になります。

高鉄台中駅と台湾鉄道台中駅の位置関係や移動方法はこちら↓

高鉄台中駅利用の場合は、隣接する台湾鉄道の駅「新烏日駅」から台湾鉄道清水駅まで電車で向かい、そこから路線バスで高美湿地へと向かうルートが主流です。

※過去には355バスで新烏日駅から高美湿地まで直通でいけましたが、現在は運行していません。

高鉄台中駅からスタートする場合、台湾鉄道台中駅まで電車で19分なので、そこから上述した309バスで向かってもいいのですが、バスの本数が限られていることと、1.5時間かかることを考えると、清水駅経由ルートもおすすめです。

路線運行区間所要時間運賃
台湾鉄道新烏日 – 清水32分NTD33

台中近辺の台湾鉄道は海線と山線という2つの線に分岐して走行しており、新烏日駅は山線、清水駅は海線になります。山線から海線へ直通で運行する列車は多くなく、分岐点の彰化駅まで下ってから、海線へ行った方が連絡がある場合があります(その時の時刻表をよう確認)

清水駅では駅から少し歩いたところにあるバス停を目指します。

小型バスであることも少なくない台湾の田舎の路線バス

ここから発車する高美湿地方面のバスはいくつかありますが、終着駅が微妙に異なります。

路線番号運行区間所要時間
111清水火車站 -高美濕地遊客中心 – 梧棲觀光漁港40分
178清水火車站 – 高美濕地 – 高美濕地遊客中心40分
179清水火車站 – 高美濕地 – 高美濕地遊客中心40分
688清水火車站 – 高美濕地遊客中心 – 梧棲觀光漁港40分

どのバスも清水駅から高美濕地駅方面へと向かうバスですが、微妙に条件が異なるので、良し悪しを理解して選択しましょう。

111バスは、高美濕地メインエリアから徒歩5分の距離にある高美濕地遊客中心(サービスセンター)に停車します。平日は4往復、休日も6往復しかないので時間が合えば使ってみてもいいですね。

高美濕地遊客中心バス停

178バスと179バスは高美濕地メインエリアに最も近いバス停「高美濕地」に停車する便利なバス。若干途中のルートが異なりますが、ともに「高美濕地」に停車します。時間が合うならこれが一番おすすめです。178バスの方が本数が多めです。平日休日共に運行あり。

高美濕地バス停

最後が688バス。休日限定のバスですが、最も本数が多く便利です。ただし、停車するのは111バスと同じ高美濕地遊客中心(サービスセンター)。メインエリアまでは徒歩5分なのでご注意を。

まとめると以下のようになります。

平日運行しているのは111、178、179バス
休日は全てのバスが運行しているが、休日限定の688バスが本数が多くておすすめ
178、179バスは高美濕地メインエリア目の前のバス停に停まる

この記事を書いた人

飛行機や鉄道を使って日本・世界中を旅する30代会社員。ラグジュアリーホテルや飛行機のレビュー、主に台湾方面のまとめ記事を書いています。お問い合わせは日本語・英語・中国語でお気軽にどうぞ!

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