ニュージーランド北島の北部にあり、ニュージーランド最大都市であるオークランドの中心地にあるvocoオークランドシティセンター。IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)に加盟する比較的新しいブランドvoco。2023年に大阪に日本第1号が進出して話題になったホテルブランドです。
今回はシティビューのお部屋を朝食付きで予約したので、詳しくまとめていきます。
vocoオークランドシティセンターとは
vocoオークランドシティセンターは、ニュージーランド初となるvocoブランドのホテルで、2022年5月12日に開業したばかりの新しいホテルです。38階建ての高層ビルの中にいるんですが、vocoは21-37階にあります(レセプションやレストランは1階、38階はBar Albertです)。20階までは同じIHGのホリデイインエクスプレス(Holiday Inn Express)が入っているという変わった構造になっています。
オークランド中心地は物凄い傾斜の坂道が多いことで有名なんですが、vocoはそんな急激な坂の途中に建っています。スーツケースを運ぶ場合は、アクセスする方向を考えないとめちゃくちゃしんどくなりますw
オークランドに行ったことがない方は、地理感覚がわからずどこのホテルにすればいいか迷うと思います。私もそうでしたが、結果的にはvocoはかなり良い立地にあると感じました。オークランド観光の中心になるベイエリアやSky Cityの間に位置しているのは、とても良い利便性だと思います。
ホテル名 | voco Auckland City Centre |
住所 | 1010 Auckland 13 Wyndham Street |
電話番号 | +64-9-8832999 |
アクセス | ブリトマート駅(Britomart)から徒歩10分 オークランドバスセンター(Sky City)から徒歩8分 |
客室数 | 201 |
駐車場 | 有り セルフパーキング:NZD49/day バレーパーキング:NZD65/day |
開業日 | 2022年5月12日 |
入口と外観
Wyndham Streetの急勾配な坂を登る(または下る)とvocoの入り口が見えてきます。 *来る方面によって異なります
建物自体38階建てなので結構高く、歩いていると上の方にvocoの文字が見えてくると思います。
ロビーでチェックイン手続き
1階のレセプションでチェックイン手続きを行います。vocoの1階はレストラン(朝食会場でもある)のほか、カフェも営業しており、人の出入りが多い賑やかな空間です。
チェックイン時には館内説明や翌日の朝食の案内、チェックアウト時間の確認を行います。ニュージーランドのホテルの多くで1-2万円のデポジットを取られます。クレジットカードの準備を(AMEXが使えない場合が少なくないのでVisaと2枚持ちを強くお勧めします)。
IHG会員特典
IHGグループのホテルにはIHG One Wardsという会員プログラムがあります。一番スタンダードなクラブ会員からシルバー=>ゴールド=>プラチナ=>ダイヤモンドと5段階です。
ホテル公式サイトから予約することが前提ですが、クラブを含む全ての会員グレードで2時までのレイトチェックアウトをリクエストできるのは嬉しいポイント。会員(無料です)になると予約時に会員料金を利用できるので、手続きしてみてくださいね。
ちなみに、アップグレードやウェルカムアメニティはプラチナ以上の特典です。
お部屋の様子(スタンダード キング)
今回はvocoオークランドシティーセンターの中でも最もスタンダードなお部屋を選択。景色はハーバー/ベイ/スカイタワーの3つがあるのですが、正直どれでもいいので特にリクエストはしませんでした。
一応ウェブサイトには「When you arrive at the hotel, we will do our best to meet your room type preference. This is subject to availability and cannot be guaranteed」(到着時にルームタイプ指定のリクエストをお受けしますが、保証は致しかねます)とあるので、希望があれば聞いてみてもいいかもしれません。
21-37階にある客室の中で22階のスカイタワービューのお部屋に案内されました。IHGのゴールド会員なのでもうちょっと優遇されるかなとか思っていましたが、IHGはアップグレードはプラチナ以上ですし、まあいいですかね(結果すごい良かったので)。
スタイリッシュな空間を通ってお部屋へと向かいます。
お部屋の内装
vocoホテルの空間の美しさに驚きました。IHGはシンプルなHoliday Innにばかり泊まってきたので、オシャレという意味ではすごくお勧めしたい内装です。
奥のベッドスペースのほか、手前にソファと大きな丸テーブルがあり、入り口付近もスペースが充実しているのでスーツケースを広げるのに重宝しました(スーツケース4つもあったので)w
ベッド
ベッドはキングベッド。体感はキングのひと回り大きいもの?というぐらい広かったです。
ベッド脇にはアートが飾られています。
テレビ
テレビは見た感じ50-55インチぐらいあるのではないかと思いました。十分な大きさですね。ベッドの目の前に位置しているのも使い勝手が良く嬉しいです。
そしてHDMIケーブル対応が嬉しいところ。Amazon Fire TVを持参して大画面で映画鑑賞を楽しむことができました😃
テーブル&ソファ&椅子セット
お部屋には大きな円形のテーブルとソファセットがあります。反対側に1人掛けの椅子もあるので、2人で食事をしたり作業をするのにも十分なスペースです。
洗面台
和風にも見えるこちらのドアを開けると洗面台が出てきます。
大きな鏡自体が光る仕組み。
水回りは至ってシンプルですね。
重要なこととして、アメニティが全くありません。これはvocoに限らずニュージーランドの多くのホテルでそうなのですが、客室に歯ブラシをはじめとしたアメニティが全くないんです。SDGsを意識しているのかわかりませんが、日本の感覚で行くと、現地で高い出費になるのでご注意を。なお、一部ホテルではレセプションで言えばもらえるケースもあるようですが、vocoでは試していないのでわかりません。
ハンドソープ類とシャワーキャップについてはこちらにありました。
タオルやドライヤー類は下に収納されています。
バスルーム
バスルームは洗面台の向かいにあります。浴槽はないシンプルな作り。
シャンプーやコンディショナー、ボディーソープは一通り完備。
トイレ
トイレは洗面台の向かい、バスルームの横にあります。もちろんウォシュレットはありません。。海外ですからね、、
お部屋の設備
お部屋の備品などはこちらのテレビ前の棚に収納されています。
コーヒー、水(SDGs対応の瓶)、グラスをはじめ、有料の飲み物とお菓子がありました。
コーヒーと水は無料です。
冷蔵庫は棚の中にあり、Anchor Blue Milk以外すべて有料になります(なんで牛乳が無料なのw)。
棚の中には金庫もあります。
クローゼット
vocoのクローゼットは扉式ではなく開放的なものになっています。アイロンとアイロン台も完備しているので、長旅後の洋服の手入れに良いですね。
海外はバスローブが主流ですからね、慣れない方はパジャマは持参した方が良さそうです。
窓からの景色
スカイタワービューのお部屋からの眺めですが、22階のお部屋でもここまで綺麗にスカイタワー(Sky Tower)が見えます。オークランドのシンボル的なタワーなので、観光客にとっては是非とも見ておきたいものですが、高いところから見る方法があまりないタワーなので、この景色が見られるなら宿泊する価値ありかなと思います。
夜はこんなに幻想的な景色になるんです。
お部屋を含めるとこんな感じ↓ すごく大満足な景色でした。
朝食をレストラン Mozzarella & Coで
vocoオークランドシティセンターにはイタリアンレストランのMozzarella & Coが入っています。朝食は1階にあるこちらのレストランでいただきます。
Mozzarella & Co 営業時間
朝食:月-金曜 6:30 – 10:00
土-日曜 6:30 – 10:30
ランチ:全日 11:30 – 14:00
ディナー:全日 17:30 – 22:00
大きなガラス窓が外国を感じる目の前のストリートを楽しませてくれます。
今回は朝食付きプランでしたが、現地で朝食を追加する場合はNZD45/人かかります。2人でNZD90なので、プランによっては朝食付きの方が安いと思います。
ビュッフェが基本ですが、ホットプレートやコーヒーはオーダーすることができます。パンやチーズ、ホットミールとデザートはこちらから。
ホットプレートはこちらにメニューがあるので、スタッフにお願いすると料理してもってきてくれます。
ジュースはこちらから色とりどりのフルーツジュースを楽しめます。
コーヒーですが、ニュージーランドといえばフラットホワイト(Flat White)。こちらでもオーダー可能なので、バリスタに伝えましょう。
ニュージーランドのホテルで気をつけること
ニュージーランド旅行初日をオークランドのvocoで過ごしたわけですが、日本やアジアの国々のホテルと異なる以下の点は覚えておくといいと思いました。
ニュージーランドのホテルで覚えておくといいこと
– アメニティが基本的にない(歯ブラシも)
– 水の代わりにミルクが無料(vocoは両方ありましたが)
– コンセントがインターナショナルではない(外資チェーンでもニュージーランドの形状しか対応していない)
– クレジットカード手数料を取られる(基本2.5%だがブランドによって分けてくる)
上記はvocoに限らずニュージーランドの多くのホテルで当てはまる事項です。アメニティと水は事前に準備できるので、日本から持って行ったり、スーパーで安いものを調達しておきましょう。