台湾を走る台湾鉄道(日本のJRに相当)にはいくつかの支線があります。台湾北部の新竹県には内湾線(日本語読み:ネイワン、中国語:內灣、拼音:nèi wān)という支線が走っており、栄華駅と富貴駅という2つの駅が縁起がいいとされています。
この記事ではそんな2つの駅についてまとめます。
内湾線の栄華〜富貴間は縁起が良い
台湾・新竹を走る内湾線に2つの縁起の良い駅があります。
栄華駅(日本語読み:ロンフア、中国語:榮華、拼音:róng huá)
富貴駅(日本語読み:フーグェイ、中国語:富貴、拼音:fù guì)
それぞれ漢字の意味からも縁起が良さそうなことはわかると思いますが、2つ繋げた栄華富貴というのは、中国語に存在する成語でもあります。
富貴駅は改名された駅
なんと縁起のいい区間なんだと思った方が多いと思いますが、富貴駅は元々は南河駅という別の駅名でした。
栄華富貴と並ぶことで縁起が良くなるための改名です。南河駅という名前は1962年の開業から2003年10月まで使われていました。ただ、地元民からすると地名とはなんら関係のない駅名なので、反対の声もあるようです。
その名残なのかわかりませんが、駅名表示には小さく(南河)の文字が入っています。
2つの駅の名前が入った切符を購入しよう
台湾鉄道で旅行する際は、通常はICカードの悠遊卡などを使うことが多いですが、せっかくであればこの縁起の良い2つの駅名が入った切符をあえて紙で作って乗車してみてはどうでしょうか。
切符の購入ですが、栄華駅も富貴駅も無人駅であり券売機がありません。台湾鉄道の別の駅で購入できるので、購入してから内湾線に乗車しましょう。まあ、一部区間だけ紙の切符で乗車なんてことを中国語で駅員に伝えるのはめんどくさすぎるので、乗車自体はICカードで行い、記念切符として紙の切符を買うぐらいがいいんでしょうけど。