ニュージーランドに行きたい!と思ったらまずはどうやってニュージーランドに行くかを考えましょう。日本からニュージーランドまでは飛行機で行くことになりますが、最短で行ける直行便だけでなく、乗り継ぎする経由便もオススメ。
ニュージーランド周辺には観光地として人気のオーストラリアやニューカレドニア、フィジーといった国々があり、経由地として行程を組むことも可能なんです。
私はニュージーランドをメインにしつつ、オーストラリアのシドニーを2泊3日で付け加える旅行にしたのですが、ここではその時に調べたことをもとに、ニュージーランドへの主なアクセス方法をまとめていきます。
ニュージーランドは北島と南島に分かれている
ニュージーランドまでの航空券を調べる前に知っておいてほしいことがあります。ニュージーランドは北島と南島に分かれており、日本の国土の4分の3ほどの大きさがあります。これだけ大きな国土を旅するとなると、どこを起点にどのように周遊するかが重要になってきます。
国際線が就航しているような大都市は主に5つあり、北島には最大都市のオークランドや首都ウェリントン、南島にはクライストチャーチとクイーンズタウン、ダニーデンがあります。
国際線が就航する都市
北島:オークランド、ウェリントン
南島:クライストチャーチ、クイーンズタウン、ダニーデン
ニュージーランドを代表する大自然の多くは南島にある関係もあり、北島のみを観光する方は多くない印象ですが、北島と南島を両方観光するのか、南島だけに絞るのかによっても利用したい空港は変わってきます。まずはニュージーランドで行きたい観光地をリストアップするところから始めましょう。
日本からの直行便はニュージーランド航空だけ
2023年12月現在、日本からニュージーランドへ就航している直行便はニュージーランド航空のみです。就航先は北島オークランドのみになります。一見便利そうに見える直行便ですが、ニュージーランドのメインとも言える南島を行程に入れようとすると、どうしてもクライストチャーチやクイーンズタウン空港を利用することになり、オークランド空港から国内線で移動することとなります。そして、帰路もオークランド発になるので、南島から国内線で戻る行程も考えないといけません。
日本からの直行便
ニュージーランド航空:成田 – オークランド(北島)10時間30分
*定期便として毎日運航しており、成田夜発=>オークランド朝着と観光しやすい時間帯
*ANAなどニュージーランド航空とのコードシェア便あり
経由便なら選択肢が広がる
直行便があるのにどうしてわざわざ経由便を考えるのか?という疑問を持っている人もいると思いますが、日本からニュージーランドへ行く際には経由便はかなりメリットがある移動方法です。
日本からの直行便だと入国も出国もオークランドに縛られてしまいますが、経由便の場合は入出国に5つの空港を組み合わせられるようになります。
これが結構重要で、例えば北島・南島を旅行したい場合はオークランドから入国しクイーンズタウンから出国することが可能に。南島だけ旅行したい場合はクライストチャーチで入出国したり、クライストチャーチで入国→クイーンズタウンで出国ということも可能になります。
上の地図だと各都市が近くに見えるかもしれませんが、ニュージーランドの国土は日本の4分の3。各都市の距離は相当離れています。見どころ満載のニュージーランドを楽しむのに、北島南島間を無駄に往復したり、乗り継ぎのためだけに移動する時間は勿体無いです。
そして、多くの場合はニュージーランド航空しかない直行便(競争力がある)よりも経由便のほうが安いということも覚えておくといいでしょう。
もう一つ、経由便のメリットは他の国を旅行することができるようになる点。単に数時間の乗り継ぎとして空港で過ごすのも良いですが(ニュージーランドに全行程を費やすことができる)、カンタス航空利用でオーストラリアの東海岸の都市に滞在、エアカランでニューカレドニア、フィジーエアラインでフィジーを経由することもできます。
私は上記2つのメリットを享受できる以下のような行程を実際に旅行したのですが、直行便のニュージーランド航空よりも4万円ほど安く済み、シドニー観光を追加できるなど時間を有効に使うことができました。
ニュージーランドは片道10時間越えの遠く離れた国。そう何度も行ける距離ではありませんから、行きたい観光地を効率的に回れるように、直行便だけでなく経由便も含めた行程を検討してみてくださいね!