台湾本島の北側、基隆沖の外洋にぽつんと浮かぶ3つの島。
それが 彭佳嶼・棉花嶼・花瓶嶼 です。
一般観光客が訪れることはほぼなく、普段は地図の中だけの存在。この北方三島はどんな島なのか気になったので調べてみました。
彭佳嶼|アジンコートと呼ばれた島

3島の中で最も大きいのが 彭佳嶼(ほうかしょ)。
- 基隆から約56km沖
- 面積 約1.1㎢
- 標高 約165m
- 原則上陸不可
島の象徴は、1909年(日本統治時代)に建設された彭佳嶼灯台。現在も台湾北部海域の重要な航路標識です。
彭佳嶼は19世紀、西洋の航海者によって「Agincourt Island(アジンコート島)」と呼ばれました。
当時の海図や文献にもその名が残っています。
台湾北部の海域は、清朝・日本・西洋列強が交錯した歴史の舞台でもあり、この英語名はその痕跡のひとつだそうです。
棉花嶼|白い岩肌の無人島

彭佳嶼の西側に位置するのが 棉花嶼(めんかしょ)。
名前の由来は、白く見える岩肌が「綿花」のように見えたことから。
実際に空から見ると、黒っぽい火山岩の中に明るい部分が混じり、独特の質感があります。
断崖絶壁に囲まれ、天然の港はなく、上陸は非常に困難。
観光地化されなかった理由がよく分かります。
花瓶嶼|その名の通り“花瓶”の形
3島の中で最も小さいのが 花瓶嶼。
遠目に見ると、海上に立つ岩柱のようなシルエット。
名前の通り、花瓶のような形状が特徴です。
面積はごくわずかで、ほぼ岩礁に近い存在。
この区間をもう何十回と飛行していますが、今回初めて肉眼で見ることができました。いつもは雲がかかっていることが多く、なかなかお目にかかれませんでしたが、今回3島中2島は見ることができました。
