台湾の南の都市・高雄で今注目されているフォトジェニックなスポット「果貿社區(読み:guǒ mào shè qū)(果貿社区)」。高雄市郊外に古くからある大型団地なのですが、その形がとっても特徴的で、写真に収めると団地とは思えない素敵な佇まいであることがわかります。
そんな「果貿社區(果貿社区)」への行き方と実際の見え方、インスタ映えする写真の撮り方をお伝えします。
果貿社區(果貿社区)とは
「果貿社區(果貿社区)」は、元々「眷村(読み:juàn cūn)」であった「果貿三里(読み:guǒ mào sān lǐ)」というものを建て直したもので、現在13棟で構成されています。このうち、8番目、9番目の棟が半円の形をしており、お互いに向き合っているところが写真映えすると近年話題になっているんです。
眷村というのは聞き馴染みがないかもしれませんが、台湾を旅行する際は結構耳にするので知っておいていいかもしれません。これは台湾で外省人が居住する地区のことで、1949年ごろに中国大陸での内戦に敗れた中華民国国軍関係者が居住していた地区です。
例えば台北101の目の前にあり人気観光スポットの一つである「四四南村(読み:sì sì nán cūn)」や台中で最もフォトジェニックと言われる「彩虹眷村(読み:cǎi hóng juàn cūn)」も眷村であり、台湾中に存在しています。
果貿社區の様子
果貿社區(果貿社区)は、2つの半円型の棟(8号棟、9号棟)が有名な写真が撮影できるスポットで、2つの塔の間には住民が利用する公園があります。
注)ここは住宅地ですから、撮影時には最大限の配慮をするようにしましょう。
下から覗くように撮影することで、有名な円形の建物に囲まれたような写真を撮ることができます。
8号棟、9号棟の目の前には果貿社區(果貿社区)のモニュメントがあるので、すぐにその場所に気づくと思います。
撮影するアングルによって、公園内の木を入れたり入れなかったり、調節することも可能です。
向きを変えればまた違った一枚にもなります。
とても生活感あふれる一枚。
団地はこのようになっており、中心には公園、建物1回にはお店が連なっていることがわかります。
撮影は広角レンズや魚眼レンズを使わないと、2つの棟を入れた円形のアングルは撮れません。このページで建物全体を収めている写真は全て魚眼レンズで撮影しています。
もし普通のレンズしか持っていない、スマホ(広角レンズ非搭載)しかないという方でも、以下のように建物から少し離れればある程度収めることは可能です。
建物の外側はどのようになっているのでしょうか?ちょっと見てみましょう。
なんだか生活感あふれる素敵な街のようですね。この団地だけで生活が完結するくらいの充実っぷりです。
果貿社區(果貿社区)への行き方・アクセス
果貿社區(果貿社区)へは高雄市中心部からは電車(台湾鉄道)で行くことができます。一番近くの駅は台湾鉄道の「內惟車站」で、高雄駅から約10分です。駅からは徒歩5分程度で到着しますよ😄