国宝（観た）とは？
「国宝（観た）」とは、特に素晴らしい人物や作品を目にしたときに使われる称賛の言葉です。
もともとは文化財の「国宝（こくほう）」から転じて、「国の宝のように素晴らしい」という意味で用いられています。
SNSでは「国宝観た」「生きてる国宝」「ビジュアルが国宝級」など、尊敬や感動をこめた表現として広がりました。
由来と背景
「国宝級○○」という表現は以前からアイドルや俳優を称える言葉として存在していました。
しかし2025年には、ライブ・舞台・映画・アート展示などの体験投稿に「国宝観た」と書き込む文化が急拡大。
その場に立ち会った感動や“尊さ”を共有するSNS特有の言語として定着しました。
SNSでの使われ方
X（旧Twitter）やTikTokでは、
「今日のライブ、国宝観た」「あの表情、国宝すぎる」「推しが国宝」
といった投稿が多く見られます。
直接的に「最高」や「かわいい」と言わず、少し誇張して“国宝級”と表すことで、
ユーモアと熱量を同時に伝える表現として人気を集めています。
2025年流行語大賞候補に選ばれた理由
「国宝（観た）」が流行語大賞候補に選ばれたのは、
推し文化やライブ文化など、現代の「感動の共有」を象徴する言葉だからです。
感情を言葉にする難しさの中で、
“尊い”という気持ちをシンプルかつ強烈に伝える新しい表現として広く共感を集めました。
まとめ
「国宝（観た）」は、感動を共有するために生まれた令和的な称賛ワード。
2025年流行語大賞候補に選ばれたことで、“推しを讃える言葉”が日本の文化として根づいたことを示しています。