2025年11月、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸選手が優勝スピーチで話した英語の一言が注目を集めました。
“You know what? Losing isn’t an option.”
この「You know what?」という表現、実は英語ではとてもよく使われるフレーズです。
直訳すると「ねえ、知ってる?」ですが、文脈によって呼びかけ・強調・話の切り出しなど、さまざまな意味を持ちます。
💡 “You know what?” の基本的な意味
「You know what?」は直訳で「あなた、何を知っている?」ですが、会話では次のようなニュアンスになります。
| 用法 | 日本語の意味 | 例文 | 
|---|---|---|
| ① 話題の切り出し | 「ねえ、聞いて」「あのね」 | You know what? I met him yesterday!(ねえ、昨日彼に会ったの!) | 
| ② 強調・意外な展開 | 「実はね」「やっぱりさ」 | You know what? I changed my mind.(やっぱり考え直したよ) | 
| ③ 共感を求める | 「わかるでしょ?」「ね?」 | You know what? It’s really hard sometimes.(ね?本当に大変なときってあるよね) | 
どの場合も、「相手の注意を引いて話を続ける」効果があります。
🎤 山本由伸選手の “You know what?” の使い方
山本選手のスピーチでの一言:
“You know what? Losing isn’t an option.”
ここでの “You know what?” は、観客に向かって注意を引きつける呼びかけです。
つまり、
「みんな、聞いてくれ」
「いいかい? 負けるという選択肢はないんだ」
というニュアンスになります。
日本語の「負けるわけにはいかない」という強い決意を、自然な英語のリズムで伝えるためにピッタリの導入になっています。
🧠 “You know what?” の発音とトーン
ネイティブの会話では「ユノワッ?」のように短く言うのが一般的。
少し間を置いてから本題を話すのがコツです。
例:
“You know what?… I think we can win this.”
(ねえ、思うんだけど——俺たち勝てるよ)
カジュアルな表現なので、フォーマルなスピーチではあまり使われませんが、山本選手のように観客との距離を近づける効果があります。
🗝️ 似たような英語表現
| 表現 | ニュアンス | 例文 | 
|---|---|---|
| Guess what? | 「ねえ、当ててみて!」(驚きの導入) | Guess what? I got the job! | 
| You know something? | 「ちょっと思ったんだけど」 | You know something? You’re right. | 
| Let me tell you. | 「言わせてくれ」 | Let me tell you, that was amazing. | 
✨ まとめ
- “You know what?” は英語会話で非常に多用途な表現
 - 話題の導入、強調、共感などに使える
 - 山本由伸選手のスピーチでは、観客への呼びかけとして自然に使われた
 - 日本語の「ねえ」「あのね」「いいかい?」に近い柔らかさと臨場感を持つ
 
